イタリア版『ワンダー 君は太陽』! 世界が注目した兄弟の、とびきりキュートでパワフルなハートウォーミングストーリー 映画『弟は僕のヒーロー』
ダウン症の弟と兄が作った5分のYoutube動画から生まれたベストセラーの映画化作品、映画『弟は僕のヒーロー』。この度、本作の日本公開日が決定、あわせて予告映像2種類と、日本版ポスタービジュアルが公開された。 イタリアに住む高校生のジャコモ・マッツァリオールが、2015年3月21日「世界ダウン症の日」に合わせて、ダウン症の弟ジョーを主人公に据えて撮影した5分のショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』は、YouTubeに公開するや、瞬く間にイタリア国内外で反響を呼び、大きな話題となった。 それが大手出版社の目に留まり、ジャコモが弟との物語を執筆。2016年に出版された小説「弟は僕のヒーロー」は、ヨーロッパ各国で翻訳出版され、日本でも装画を絵本作家ヨシタケシンスケが担当した邦訳版が刊行されるなど、現在までに25万部を超えるベストセラーに。本作はそんな大人気書籍の待望の映画化作品となる。 5歳のジャックは初めてできた弟に大喜び、しかし両親から弟ジョーは「特別」な子だと聞かされる。ジョーがスーパーヒーローだと信じるジャックだが、やがて「特別」の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すようになる。ある日、好きな子を前についてしまった嘘が、家族や友達、町全体を巻き込んで、やがて取り返しのつかない事件となり‥‥。 監督を手掛けるのは、本作が初の長編監督作となるイタリアの映画監督、ステファノ・チパーニ。『人生、ここにあり!』などのベテラン脚本家ファビオ・ボニファッチが脚色を担当し、原作者のジャコモ自身も脚本開発に参加。 主人公のジャックに扮するのは、今後の活躍が期待されるイタリアの若手俳優のひとり、フランチェスコ・ゲギ。そして弟・ジョー役には、実際にダウン症のあるロレンツォ・シストがオーディションで見事ジョー役を勝ち取り、本作で映画初出演を果たした。 さらに『盗まれたカラヴァッジョ』『泣いたり笑ったり』など、イタリアを代表する人気俳優アレッサンドロ・ガスマン、ペドロ・アルモドバル監督作品常連のロッシ・デ・パルマなど豪華キャストが集結。ダウン症の子を持つ家族の葛藤や奮闘、喜びや困難をリアルに捉え、決して揺らがない家族愛をユーモアをたたえながら描き出した。 「イタリア版『ワンダー 君は太陽』」と話題を呼んだ、実話を元にしたハートウォーミングストーリーに期待が高まる。 映画『弟は僕のヒーロー』は2024年1月12日(金)より全国順次公開。
otocoto編集部