初の日本人男女V 韓国「済州みかんマラソン」 三浦さん(青森・大鰐町)、平山さん(同・弘前市)
韓国・済州特別自治道(済州島)で17日、「済州みかん国際マラソン」が開かれた。10月の「弘前・白神アップルマラソン」で選ばれた青森県2選手が出場し、フル男子の部で大鰐町の三浦光司さん(24)、フル女子の部で弘前市の平山茜さん(22)がそれぞれ優勝した。大会を主催する地元新聞社・漢拏(はんら)日報社によると、日本人選手が男女ともに優勝するのは初めて。 大会は済州島名物のミカンの収穫時期に合わせ、東奥日報社と友好交流協約を結んでいる漢拏日報社、済州柑橘連合会が開催し、今年で20回目。海外勢約150人を含む約8800人が出場した。同大会への青森県選手の招待は5年ぶり4回目。 この日の朝は気温15度で風が強く肌寒い気候となったが、スタート前には雲が晴れて青空が広がった。午前9時、朝天運動場からフルとハーフが同時にスタート。選手たちは海岸線を走り同運動場まで往復するコースで、熱いレースを繰り広げた。 三浦さんは「風が強くてアップダウンが激しいコースだったけれど、優勝できて良かった。沿道から『ファイティン(韓国語で頑張って)』の声をかけてもらってうれしかった」、平山さんは「苦しくて走るのをやめようと思った時もあった。でも、海外なのにたくさんの応援をもらっているのが伝わってきて、力になった」と話した。