グランドメルキュール南房総と包括連携協定を締結 南房総(千葉県)
南房総市は9日、観光振興と地域活性化を目的に、フランス・パリを拠点とする世界最大級のホスピタリティグループ「アコー」がマネジメントするホテル「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」(同市富浦町多田良)と包括連携協定を結んだ。 同ホテルは、チバ・ミナミボウソウ2株式会社(真柳宏二代表取締役社長)が運営会社となって、旧「ホテル&リゾーツ南房総」をリブランド化し、4月1日に開業した。 グランドメルキュールは、インドやブラジルなど世界で約60のホテルを展開。「Proudly Local~その地に、誇りを~」をコンセプトに、五感でその土地の文化・慣習に深く浸ることができる滞在を提案している。 今回は、同市の豊かな自然や伝統文化、地域の人とのふれあいなど魅力を伝えるとともに、国内外からの誘客促進、市への交流人口創出、地域の活性化を目指したいとの思いから、同市に協定締結を提案。同市としても、ともに連携して取り組みを進めようと、締結に至ったという。 主な協定内容は▽観光振興およびプロモーション▽環境に配慮した地域のツーリズムの推進▽地域のコンテンツの拡販と告知▽その他、同市の活性化――に関することとなっている。 協定締結式は同市役所で開かれ、石井裕市長と真柳代表取締役社長が協定書にサインを交わした。 石井市長は「世界的なブランド力や集客力を持っているグランドメルキュールさんと一緒になって、市の魅力を国内外に発信できることは大変ありがたい。気付かなかった視野を広げ、観光地としての底上げのために、協力し合いたい」と語った。 また、真柳社長は「お客さまに、2泊、3泊して市の良さを五感で体験していただき、持って帰っていただけるようなホテルを目指している。地域と一緒に市に魅力を発信し、交流人口を増やせるようにしたい」などと話していた。