「また届いた気持ち悪いのが」と憤る男性…父親ほか架空の家族4人が自民党員に?田畑裕明事務所の紹介で党員登録
チューリップテレビ
自民党の田畑裕明衆議院議員が架空党員の登録に関与した疑惑で新たな証言です。一連の報道を受け “架空の家族名義” で自民党総裁選の投票用紙が届いたという男性が現れました。調べたところ男性は父親と架空の家族4人が『田畑裕明事務所』の紹介で党員登録されていたことがわかりました。 【写真を見る】「また届いた気持ち悪いのが」と憤る男性…父親ほか架空の家族4人が自民党員に?田畑裕明事務所の紹介で党員登録 父親が自民党員にされた男性(50代) 「今回届いたのは多分記憶によると3回目…、になるんですけども、“いやまた届いた気持ち悪いのが”っていう感じですかね」 こう話すのは富山市内に住む50代の男性です。9月中旬、自民党総裁選の投票用紙が父親名義で1枚、架空の家族名義で4枚、合わせて5枚届いたといいます。 こうした投票用紙が届くのは3回目で、父親に党員になった覚えはなく、党費も払っていないということです。 父親が自民党員にされた男性(50代) 「正直はじめ届いた時は選挙好きの、自民党好きなおじさんが、なんか私の名前使ってるんかな…ぐらいの感じではおったのは確かですね」 ■子どもでもわかることを “国会議員” がなぜ 届いた投票用紙は捨てたといいます。 男性の父親は富山市連で党員登録されていて、承諾を得て私たちが富山市連に確認すると、父親と架空名義の4人はいずれも2017年12月28日に党員登録されていたことがわかりました。 紹介者は「田畑裕明衆議院議員の事務所」でした。 架空党員の登録を巡り、紹介者が田畑事務所だと分かったのはこれが初めてです。 田畑議員と支援者が交わした電話の音声データでは、田畑議員が架空党員の登録に関与した疑いが浮上していました。 田畑議員(電話の音声データ) 「あとは多分架空に近いと思う。ゆみこ、ゆういち、のぶお、のぶこ、ようこって書いてあるんだけど、そこは生年月日とか書いてないからおそらく架空の方なんだと思うんだよね」 男性の自宅に届いた投票用紙には「よういち」「みき」「りえ」「みわ」という “実在しない家族の名前” が記載されていました。
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