【速報】大阪・清風高校でカンニング後に自殺 第一回口頭弁論で学校側は争う姿勢「威圧的な指導せず」遺族「カンニングは悪い。だが、指導が適切だったのか 」
■学校側「『卑怯者』証言なし 指導は長時間に及んでいない」
これに対し、学校側は第一回口頭弁論にあわせて提出した答弁書で、男子生徒への叱責について、「威圧的な言動はなされておらず、事実確認とやり直しのチャンスがあるので前向きに取り組みを促す指導を行っていた。指導の際に立ち会った教師から『卑怯者』であるとの言葉を言わせていたとの証言は得られていない。指導の際、多数の男性教師に囲まれていたこともなかったし、長時間にも及んでいない」と主張。 その上で、学校側は、「生徒や保護者から指導に対する不満等の申し出はなく、これまでに同様の指導を受けた生徒が自死等に至ることもなかった。男子生徒の自死を予測することは困難であった以上、学校側には安全配慮義務違反はない」としています。 学校側は訴状が提出されて以降、「係争中のため取材に応じることはできない」としています。 第一回口頭弁論を終えて、男子生徒の父親は「生徒によって指導の受け止め方が変わるということが分からないのか。過去になかったから問題がないから『指導が息子の死と全く関係ない』というのはおかしい」と話し、「学校でこのようなことが二度と起こらない社会になってほしい」と訴えました。