「おむすび」山本舞香、初の朝ドラは不安と闘い 方言の演技「中途半端にはやりたくない」
ギャルの格好して登校する結も結だけど、突っかかっていく沙智も沙智。わざわざ「なめてるの?」って言うところとか、無視すればいいし、話しかけられたら冷たく返せばいいのに、ずっと結を気にかけていて。心のどこかで結と仲良くなりたいと思っているのかなとも取れますよね。もうちょっと口数少なくてもいいなって思っていましたが、良く言えば、沙智は自分の気持ちをちゃんと言葉にして伝える人なので、悪く言えば、おせっかいのうるさい人になってしまうから、そのさじ加減が難しかったです。演じる上では、怒るレベルを結構考えました。ここで怒りすぎたら後がきかないなとか。だから、台本と向き合う時間がすごく長かったですね。
Q:神戸ことばでのお芝居について
神戸ことばがすごく難しかったです。中途半端にはやりたくないので、ずっと音源を聞いていました。でも、口に出してみるとまた全然違うんです。ことば指導の先生につきっきりで居て いただいて 、頭の中が神戸ことばでいっぱいでした。(森川役の)小手さんだけ標準語でずるいな! って(笑)。
視聴者の方に「全然方言できてないじゃん」って言われるのも悔しいし、かといって、完璧に方言ができいてるわけじゃないのもわかっているから芝居で魅せたいし……っていう葛藤がすごくありました。やりきれてるのかなあという不安と闘いながらの撮影でした。私は集中していると周りから不機嫌だと思われちゃうけど、「大丈夫よ! みんななんとかやりきってるから!」ってメイクさんが声をかけてくださったり、いいスタッフの方たちばっかりですごく助けられました。環奈が座長としていい雰囲気を作ってくれていたのも助かったし、「やっぱりすごいな!」と思いましたね。方言には苦戦しましたが、今回神戸ことばの役ができて、すごくいい経験ができたと思っていますし、これを今後生かせたらいいな、自分の中でひとつ強みができたなと思っています。
Q:視聴者へのメッセージと見どころ