「能楽」の公演 狂言に弘前市の中学生が出演 キノコ役の稽古に励む
青森朝日放送
11月に弘前市で開かれる古典芸能「能楽」の公演に市内の中学生が出演します。3日に初めての稽古がありました。 「能楽」の公演に出演するのは、弘前市立第二中学校の演劇部の生徒8人です。始めに、狂言師の飯田豪さんから能楽で基本となる礼や構えの姿勢などの指導を受けました。 今回の公演で、生徒たちが演じるのはキノコ。祈祷の言葉が唱えられると、キノコが次々と増えていく狂言「茸(くさびら)」という演目の大事な役で、しゃがみながら歩き回るのが見せ場になります。 演技のポイントは、背筋を真っすぐにし、人間らしくない動きをすること。生徒たちは、厳しい言葉を掛けられながらも、役になりきり稽古に励んでいました。 【生徒】 「これからきょう褒められた姿勢とかも崩さないように、しっかり稽古を頑張っていきたいなと思っています」 【生徒】 「昔の伝統的な文化に触れるということだけではなく、姿勢だったり礼だったり日常につながるのを学べたので、良い機会だったなと思っています」 【狂言師 飯田豪さん】 「拒否する感じとかなくて安心しましたね」 「良い舞台を作ってくれるんじゃないかと思います」 舞台「弘前城御能」は、11月3日に弘前市民会館で開かれます。狂言師・飯田さんとの一緒の稽古は、本番まであと2回行われ、生徒たちは公演に向け、役に磨きをかけます。