「完全に番組、終わりますね」打ち切り説も飛び出した『ワイドナショー』につきまとう松本の〝呪縛〟
自身の性加害疑惑を報じた『週刊文春』の発行元である文芸春秋との民事訴訟に専念することを理由に、芸能活動を休止しているダウンタウンの松本人志(60)。2月19日に放送されたTBS系『クレイジージャーニー』に出演しなかったことで、レギュラー番組全てが松本不在シフトにチェンジした。 【画像】すごい…!突然、松本人志が本誌のカメラの前でムキムキポーズをきめ始めた…! しかし、松本が関わった番組で最も深刻なダメージを受けたと言われているのが、なぜか昨年3月で番組を卒業したはずのフジテレビ系の情報番組『ワイドナショー』だ。 「松本さんは、’13年10月に深夜枠での放送がスタートして以来、日曜午前に放送枠が移動してからも不動のレギュラーでした。’22年4月から隔週出演となり、その後、’23年4月からMCを務める『まつもtoなかい』の開始に伴い、同年3月19日放送分をもって番組を卒業しました。 しかし、今回の騒動に伴い、自身のXで『ワイドナショー出まーす』と、1月14日放送の同番組に出演することを宣言。さすがに、フジもそれを阻止しましたが、いまだに松本さんの影響力があると視聴者に認識されてしまうことに。以後、松本さんのニュースに時間を割いて積極的に報じているTBSの『サンデー・ジャポン』(以下サンジャポ)に毎週のように視聴率で大差をつけられることになってしまいました」(フジテレビ関係者) 年明けの『ワイドナショー』の平均世帯視聴率は、松本が出演を予告した1月14日は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。『サンジャポ』は10.4%だった。この時点では、まだそれほど差はついていなかったが、1月21日以降の『ワイドナショー』の視聴率は6.0%、4.9%、4.5%と右肩下がりとなり、2月11日には3.6%まで急落する。その間の『サンジャポ』は11.9%、11.7%、12.0%、9.8%で、Wスコア以上の大差をつけられることになってしまったのだ。 「今月18日は、松本さんと文春の第1回口頭弁論が3月28日に決まってから初めての両番組の放送でした。にもかかわらず、『ワイドナショー』はわずか30秒の扱いで視聴率は4.0%。一方、たっぷり時間を割いた『サンジャポ』は10.5%。最近では両番組の裏番組である、嵐・二宮和也さん(40)の看板番組『ニノさん』(日本テレビ系)が7%台後半から9%台の高視聴率を記録。『ワイドナショー』は大差をつけられての民放キー局3位が定位置になってしまいました」(放送担当記者) 同番組のMCを務めるのは、伝説のコント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(以下、ごっつ・フジテレビ系)など数々の番組で松本と共演した東野幸治(56)。その東野は、松本の性加害疑惑報道直後の昨年12月29日放送の同番組で「ちょっとびっくりしましたけど」とコメント。さらに、東野とともに『ごっつ』に出演していた今田耕司(57)も「僕は聞いたことがないです、松本さんから、記事に書かれているようなコメントを。合コンとかしたこと、何度もありますから」と証言していた。 「1月の段階では番組はあくまで中立の立場という前提で性加害疑惑を扱っていましたが、〝松本の番組感〟はぬぐえず視聴者はしらけるばかりだったでしょう」(同前) そもそも、昨年、番組の柱である松本が降板したことで、番組は失速気味になり〝打ち切り説〟も囁かれていた。そして今回の性加害疑惑でもとばっちりを食った形で、すっかり松本の〝呪縛〟が付きまとうことになってしまった『ワイドナショー』。元NHKの職員で『NHKから国民を守る党』の立花孝志氏は13日にYouTubeにアップした動画で同番組について言及した。 立花氏は動画冒頭で同番組について《完全に番組、終わりますね》と断言、終了時期は早くて3月で《延ばしたとしても秋、9月まででしょう》と予想した。そして11日の放送で松本の話題を取り上げなかったことを問題視し《『ワイド』な『ショー』になっていない》とぶった切ったのだ。 「まずは、4月の改編でCMスポンサーが離れることになるでしょう。このまま『サン・ジャポ』に大差をつけられたままなら、存在意義がないので秋改編での打ち切りが濃厚です。立花氏が予言した通りの〝結末〟になるのでは」(同前) 松本の第1回口頭弁論後の『ワイドナショー』の直近の放送は3月31日。その放送回が巻き返しのラストチャンスになるかもしれない。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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