大岡敏孝氏

　27日投開票の衆院選で、滋賀1区に立候補した自民党前職の大岡敏孝氏（52）は選挙区で敗れたが、比例復活で5回目の当選を確実にした。 　大岡さんの初当選は、旧民主党の重鎮・川端達夫元衆院副議長を破った2012年。その後も嘉田由紀子・前県知事（現参院議員）という強敵を下してきた。 　しかし、今回は派閥裏金事件を受け、党支持者からも反発を受ける中での選挙戦となった。街頭では県内に収支報告書の不記載が問題となった「裏金議員」がいないとアピール。「先頭に立って改革を行う」と訴えたが、「有権者と距離を感じる」と厳しい状況を報道陣に打ち明ける場面もあった。