今くるよ会見全文2 ── 「いくよさんはすばらしい」
今くるよ「本当にいくよさんはすばらしい」THEPAGE大阪
人気漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(本名:里谷正子さん)が28日、胃がんのため入院していた大阪府の病院で亡くなった。それを受け、相方の今くるよさんが29日夜、京都市内の葬儀場で報道陣の会見に応じ「本当にいくよさんってすばらしい。思い切ってまっすぐ天国行っていただきたい」などと涙ながらに語った。
最後の舞台の時も「先生」みたいでした
──密葬ということですがご本人の意思でしょうか? くるよ:京都が生まれたところやし、応援者の方もいらっしゃるし。親族一堂でおくってあげようと、そういった気持ちやったんですけど。 ──いくよさんは、くるよさんにとってお母さんですかお姉さんですか? くるよ:いくよちゃんは先生みたいなとこありますね。お母さん。いくよちゃんってほら、いつも笑ってるけど、苦労を見せない。私がネタわすれたとき、笑いにかえてくれはんねん。あれがスゴイとこや思う。絶対人の悪口いわへん。40年いっしょやからわかるんですけど。私の「どやさ」って絶対おもしろいといってくれて。お母さんですね。 ──最後の舞台の時も先生でした? くるよ:やっぱりそうやね先生みたいなとこありましたよね。やっぱり普通怒りたいとき怒りたいですやん。いくよちゃんが怒ったとこ見たことないね。私はすばらしい相方の漫才師でよかったです。ほんまに、すねたり怒ったり見たことない。ほんまに。 ──半年ほどタバコとお酒控えられて、甘いもので代用とか くるよ:治せるいうあれで、一心に治したいと。 ──一時的な入院?悪くなって入院? くるよ:悪くなってです。
くるよさんは今後どういった活動を?
──40年間 達成感あったなあという良い思いでは? くるよ:私は1日いちにちね、一生懸命やってお客様に思いきりわらっていただいて。あーこれで1回目頑張ったいうて、2回目も同じでやっていこうと。 ──くるよさんご自身は今後どういった活動を くるよ:それは考えてへんねんのですけどね。仕事させていただく気になるまぁ・・・しばらくはまぁ考えられへんね。すんませんねえ。また歌手なるとか女優になるとか考えついたら、またお知らせします。 ──いくよさんと高校時代から50年あまりのおつきあい。コンビくんで40年を振り返ると? くるよ:ぶあーーって走ろうと思えば走れたしね。漫才、全然しらんかったからやりたいんちゃいます?明け暮れてましたから。ソフトボールに。漫才の世界てこうなんや、楽屋ってこうなんや。毎日が珍しかったです。当時、風呂場も男女混合やったんですよ。365日練習でしたし。