白山ようやく雪化粧 金沢から目視の初冠雪はまだ
白山(2702メートル)がようやく雪化粧を始めた。6日朝、白山室堂ビジターセンターの冬季閉鎖作業で入山した白山観光協会職員が山頂付近にうっすらと雪が降りているのを確認した。金沢地方気象台によると統計データがある最も遅い初冠雪は1977(昭和52)年の11月9日。金沢市内から職員が白山の雪を目視できたタイミングで初冠雪として発表しているため、現時点でそれに次ぐゆっくりとした冬の訪れとなっている。 白山白川郷ホワイトロードの栂の木台駐車場では、白山林道石川管理事務所の職員が白山の御前峰(ごぜんがみね)や大汝峰(おおなんじみね)に薄雪が積もっている様子をカメラに収めた。 気象台によると、初冠雪は平年が10月21日で、昨年は10月8日だった。6日は雲に視界を遮られたが、天候次第で近く初冠雪を発表する見通しだという。 ●7日、強風や雷注意 6日の石川県内は曇りや雨となり、最高気温は金沢17・6度、輪島16・3度だった。7日も曇りや雨で、同気象台は強風、雷、波浪、高潮の各注意報を各地に出して注意を求めている。