ORC機、宮崎空港に緊急着陸 「操縦席から煙」と管制に通報
1日午後1時半ごろ、福岡発宮崎行きのオリエンタルエアブリッジ（ORC）67便ボンバルディアDHC8―Q400が緊急事態を宣言し、宮崎空港に緊急着陸した。機体は誘導路に止まった。乗客35人、乗員4人が緊急脱出した。けがはなかった。ORCによると、飛行中の客室には煙が充満していた。 国土交通省によると、67便は全日空との共同運航。緊急着陸に先立ち、熊本県上空でパイロットから「操縦席から煙が出ている」と管制に通報があった。空港では宮崎市消防局などの消防車が出動して警戒したが、火災は発生しなかった。 緊急着陸の影響で、滑走路は着陸から約1時間閉鎖した。ORCの3便が欠航し、日航の2便が着陸できずに引き返すなどの影響が出た。ORCが機体の状況について詳しく調べている。
