【MLB】 3連勝のロイヤルズがついに首位ガーディアンズに並ぶ 史上初前年100敗以上からの地区優勝へ
【ロイヤルズ4-3ガーディアンズ】@プログレッシブ・フィールド
日本時間8月28日、ア・リーグ中地区首位ガーディアンズに1ゲーム差に詰め寄っていた2位ロイヤルズは、今日も6対1でガーディアンズに勝利した。ロイヤルズはこれで3連勝となり、ついに首位ガーディアンズとゲーム差無しに並んだ。2時間の雨天中断を挟んだこの試合、ロイヤルズは6投手がガーディアンズ打線を3安打1失点に抑えるなど、投手陣が冴え渡った。2回無失点4奪三振の好リリーフを見せたロイヤルズの3番手ジェームズ・マッカーサーが5勝目(5敗)。ガーディアンズは先発のギャビン・ウィリアムズが5回2失点と踏ん張りながら、援護がなく7敗目(2勝)を喫している。 【動画】ロイヤルズ・デヨングの先制弾 2回、ロイヤルズは6番ポール・デヨングが23号2ランを放って先制点を挙げる。対するガーディアンズは4回にレーン・トーマスがタイムリーを放って1点差に詰め寄った。1点差で迎えた5回、雨が強くなり、試合は雨天中断に突入する。再開後の7回、ロイヤルズは8番マイケル・ガルシアのタイムリー、ワイルドピッチ、1番マイケル・マッシーのタイムリーで3点を追加。そして、9回にもフレディ・ファーミンのタイムリーで追加点を挙げ、ロイヤルズは危なげなく逃げ切った。 154日間首位に立ち続け、4月15日からは首位を譲らず、最大9ゲームの差を付けていたガーディアンズをついにロイヤルズが捉えた。今日の勝利でロイヤルズとガーディアンズが同率に。ロイヤルズはガーディアンズとの直接対決を7勝2敗で勝ち越しているため、もし同率でシーズンを終えた場合、優勝するのはロイヤルズだ。もしロイヤルズが地区優勝すれば、前年に100敗を喫したチームとしては初めて翌年に地区優勝を飾ることになる。 世界一になった2015年以来、プレーオフからは遠ざかってきたロイヤルズ。今季は遊撃手ボビー・ウィットJr.がMVP級の活躍でチームを牽引し、世界一を知るベテラン捕手サルバドール・ペレスは未だ健在、さらにエース級に成長したコール・レイガンズなど周りのタレントも成長してきた。トレードデッドラインで補強したポール・デヨング、ルーカス・アーセグらも大活躍しており、長かったトンネル脱出の機運が高まっている。