白石加代子『百物語』アンコール公演 第5弾上演決定「公演は今回でおしまいです」
10月から11月にかけて、「白石加代子『百物語』シリーズ ファイナル」アンコール公演 第5弾が上演される。 【全ての画像】白石加代子の画像 『百物語』は、1992年から32年間にわたって上演されてきた白石加代子の代表作で、明治から現代日本人作家の小説を中心に「恐怖」というキーワードで選び、それを白石が朗読するという形で出発。上田秋成『雨月物語』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』という幻想文学作品から、筒井康隆『五郎八航空』、宮部みゆき『小袖の手』といった現代作家の人気作品を立体的な語りと動きで上演してきた。 2014年秋、泉鏡花『天守物語』をもって『百物語』全99話を語り終え、その後再演の声が多かった演目のアンコール公演を行ってきたが、今回がファイナルとなる。上演される演目は、阿刀田高『干魚と漏電』と高橋克彦『遠い記憶』の2本だ。 併せて、白石とプロデューサーの笹部博司よりコメントが到着した。 ■プロデューサー笹部博司 コメント 白石加代子『百物語』公演は今回でおしまいです。 白石加代子の『百物語』は、1992年6月岩波ホール発で始まり、2014年秋、泉鏡花『天守物語』をもって『百物語』、全99話を語り終え、その後アンコール公演という形で公演を続けてきました。 今年の10月から11月にかけて上演する、阿刀田高『干魚と漏電』、高橋克彦『遠い記憶』はアンコール公演第5弾です。 そして、白石加代子にはこう提案しました。 「百物語は、今回の第5弾で終活させたい。そしてこれからは、新たな白石加代子を目指したい」 ということで、『百物語』は今回の第5弾でアンコール公演の見納めとなります。 まだご覧になっていない方は、この機会を逃さず、足をお運びください。 去年『大誘拐』という舞台をやりました。共演が中山優馬、風間杜夫、柴田理恵、白石は誘拐されるおばあさん、百億円という途方もない身代金で、日本中を大騒ぎにするという、再演希望の多い楽しい舞台でした。 そしてニュー白石の第1弾、何が出て来るか、楽しみにしていて下さい。 80を過ぎても、白石は過激で楽しい舞台にどんどん挑戦します。お楽しみに!。 ■白石加代子 コメント これからニュー白石なんて言われると、どうしましょうと思ってしまいます。 『源氏物語』や『雨月物語』といった古典の名作も好きですが、 お客様に楽しんでいただけるものが、お客さんが元気なっていただけるものが、いいですね。 長い間のご支援有難うございました。 最後になる『百物語』アンコール公演 第5弾、どうぞ劇場にお運びいただければと思います。 <公演情報> 白石加代子『百物語』シリーズ ファイナル アンコール公演 第5弾 演出:鴨下信一 出演:白石加代子 東京(北千住)公演 10月12日(土) 16:00 開演 10月13日(日) 14:00 開演 会場:シアター1010 東京(亀戸)公演 10月20日(日) 16:00 開演 会場:亀戸文化センター カメリアホール 東京(練馬)公演 10月26日(土) 17:00 開演 会場:練馬文化センター 小ホール 兵庫公演 11月2日(土) 18:00 開演 会場:兵庫県立芸術文化センター・阪急 中ホール 茨城公演 11月4日(月・休) 14:00 開演 会場:水戸芸術館ACM劇場 北海道(札幌)公演 11月11日(月) 19:00 開演 会場:共済ホール札幌 北海道(江別)公演 11月12日(火) 19:00 開演 会場:江別市文化ホール・えぽあホール 神奈川公演 11月16日(土) 18:30 開演 会場:相模女子大学グリーンホール 多目的ホール 新潟公演 11月18日(月) 18:30 開演 会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場 大阪公演 11月21日(木) 14:00 開演 会場:東大阪市文化創造館DreamHouse大ホール