＜ドジャース・ロッキーズ＞9回、サヨナラソロを放ったベッツを出迎える大谷翔平ら（撮影・沢田　明徳）

　◇ナ・リーグ　ドジャース6×－5ロッキーズ（2024年9月22日　ロサンゼルス） 【写真あり】サヨナラ弾を放ってもみくちゃにされるベッツ…大谷に向かって笑顔 　ドジャースは22日（日本時間23日）、本拠でのロッキーズ戦にサヨナラ勝ち。1点を追う9回に大谷翔平投手（30）の53号ソロで同点にすると、ムーキー・ベッツ内野手（31）も19号ソロで続き、劇的な勝利を飾った。 　試合後、ロッキーズのバド・ブラック監督は同点ソロを許した大谷について「スーパースターだ。凄い選手だ。50本以上の本塁打を打っている。そういう選手だ。ドジャースは本塁打を打つチーム」と2連発を浴びてのサヨナラ負けに脱帽するしかなかった。 　そして「（大谷には）2－1という打者優位のカウントからチェンジアップを投げた。あの球はまだ見直しておらず、粗探しになってしまうが、外角の、膝のあたりの低さでなければならなかった。（コースはわからないが）低めではあっても、たぶん真ん中に入ってしまっていた」と6番手・ハルバーセンの失投だったと指摘した。 　また、サヨナラ本塁打のベッツについては「速球を打った。もう1人のスーパースターであり、殿堂入りの可能性のある選手だ。さっきも言ったように、ドジャースは本塁打を打つ。（キケ）ヘルナンデスはヒルから本塁打を打ち、大谷、ベッツも打った。これもこのチームにとって学ぶための経験だ。投手陣は四球が多すぎ、おかげで大谷、ベッツに5打席目が回ってしまった」ととブルペンは若い選手が多いことから苦い経験を成長につなげてほしいと語った。 　その上で「ただ、この試合の敗因は機会がありながらも追加点が取れなかったこと。5点差を拡大するチャンスがありながら、できなかったことがフラストレーションだ。それこそが痛かった」と3回までに山本から4点を奪ったものの中盤以降、思うように追加点を奪えなかった打線にも敗因があると振り返った。