国王杯で苦戦を強いられたアトレティコ、ラウンド16進出を決める…3部所属のルーゴに3-1で勝利
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)・ラウンド32が6日に行われ、ルーゴ(3部)とアトレティコ・マドリード(1部)が対戦した。 3日に行われたラ・リーガ第19節・ジローナ戦で敗れたことにより、5位へと転落したアトレティコ・マドリード。首位を走るレアル・マドリードとの勝ち点差が「10」に広がり、タイトル争いでは苦しい状況が続く同クラブだが、下位カテゴリーに所属する相手から勝利を収めて、2024年初白星を飾ることができるのだろうか。 試合は、開始早々の2分にアトレティコ・マドリードがスコアを動かす。ルーゴを押し込みながら高い位置でボールを奪うと、細かくパスを繋ぎながら左サイドに展開。ボックス内でサウール・ニゲスのロングパスを受けたハビ・ガランが、グランダーのクロスを送ると、ファーサイドで待ち受けていたアンヘル・コレアが確実に押し込み、アトレティコ・マドリードが先制に成功した。 対するルーゴも徐々にチャンスを作り始めると、39分にGKのゴンサロ・タブアソが前線に大きなロンクパスを供給。ほとんどの選手がルーゴ陣内に位置するなか、センターフォワードを務めるレアンドロ・アントネッティが、相手DFとのコンタクトを制して独力で突破する。ペナルティエリア内へと侵入し、カバーリングに入ったチャーラル・ソユンジュを、落ち着いた切り返しでかわすと、左足でニアサイドを打ち抜き、同点弾を奪った。 同点で迎えた後半も、最初の決定機はルーゴに訪れる。56分に左サイドでコーナーキックを獲得すると、鋭いクロスにアンドレス・カストリンが打点の高いヘディングで合わせる。しかし、ボールはクロスバーに直撃し、跳ね返りがゴールに向かうが、アトレティコ・マドリードのホセ・マリア・ヒメネスにライン際で掻き出され、得点には至らない。 すると、66分にアトレティコ・マドリードが再びスコアを動かす。ルーゴを相手陣内に押し込みながらインターセプトし、パスを繋ぎながらボールを前線へと運ぶと、途中出場のコケが右サイドから斜めのパスを差し込む。ボックス右角でボールを受けたメンフィス・デパイが、細かいタッチでDFを翻弄しながらシュートを放ち、貴重な勝ち越し弾を決めた。 さらに74分にも、ポゼッションでボールを握りながら、右サイドのライン際でパスを受けたナウエル・モリーナが、縦に流すスルーパスを供給。抜け出したマルコス・ジョレンテがマイナスの折り返しを送ると、DFとの駆け引きからフリーで待っていたデパイが右足でネットを揺らし、アトレティコ・マドリードがリードを広げた。結局、試合はそのまま3-1で終了し、アトレティコ・マドリードが勝利。ラウンド16進出を決めた。 【スコア】 ルーゴ 1-3 アトレティコ・マドリード 【得点者】 0-1 2分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード) 1-1 39分 レアンドロ・アントネッティ(ルーゴ) 1-2 66分 メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリード) 1-3 74分 メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリード)
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