ビーバーもXマス気分? ツリー置いて観察イベント【長野県飯田市】
長野県飯田市立動物園は21日、メスのビーバー「ハナコ」へモミの木のツリーをプレゼントした。来園者はエサとおもちゃの飾り付けを手伝い、ハナコがどんな反応をするのか観察した。 ハナコや来園者にクリスマス気分を味わってもらおうと企画。モミの木は背丈1メートルほどで、県外のハナコファンから「活用してほしい」―と提供があった。飼育員が植物のツタやトウモロコシのヒゲを使って丸形のおもちゃを作成した。 来園者はこの日、おもちゃとエサのペレットを麻ひもで木につるしていった。20分ほどで作業を終え、飼育員が獣舎中央に穴を掘って木を植えた。 ハナコは飼育員が作業する様子をじっと見守り、ゆっくりモミの木に近づいた。ペレットを器用にひもから外すと池の中に運んで味わっていた。来園者は写真撮影をするなどして、かわいらしい姿に癒やされていた。 担当飼育員の勝山友梨子さんは「普段と違うことをするのはビーバーにとって刺激にもなる。興味を持ってくれたようでよかった」と笑顔。ツリーはしばらく展示予定だが、期間は未定で、「ハナコは木をかじるのが大好きなので、すぐに切り倒してしまうかも」と話していた。