中国、終盤に身長2メートルのGKをFWとして投入する奇策。パワープレーも日本が凌いでU-23アジアカップ白星発進
U-23日本代表は16日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ2024グループステージ初戦のU-23中国代表戦に臨み、1-0で勝利した。 【LIVE】U-23日本 vs U-23中国|ゴール速報 パリ五輪出場を目指す大岩剛ジャパン。上位3チームに与えられる出場権獲得に向けたカタールでの今大会、グループB初戦で中国と対戦した。日本は早々の8分、右サイドから山田楓喜が左足で入れたクロスに正面で反応した松木玖生が左足のボレー弾でネットを揺らし、先制する。 幸先よく先制した日本だが、17分には苦しい状況に。ボールと関係ない場面でDF西尾隆矢がジャ ・フェイファンの顔面付近を手ではたいてしまうと、これがVAR判定の結果、一発レッドカード。前半の早い段階で10人での戦いを強いられる。 ハーフタイムにかけて、日本は38分にタオ・チャンロンにクロスバー直撃のミドルシュートを浴びる。42分にはクロス攻撃からベーラム・アブドゥワイリにヘディングシュートを枠に飛ばされたが、ここはGK小久保玲央ブライアンがファインセーブで同点弾を許さず。何とか1点リードを保ったまま前半を終えた。 迎えた後半も日本は守備に重きをおきつつ、隙を見てカウンターを狙う。後半序盤にはゴール前に抜け出されて決定機を許すも、ここもGK小久保玲央ブライアンが好守を見せて失点を阻止する。 終盤、リスクを冒して攻めた中国は、2メートルの高身長を誇るGKユー・ジンヨンを最前線に投入。ロングボールを多用したパワープレーに出たが日本も何とかこれを耐えて逃げ切り。10人ながらも1-0の勝利で大会白星スタートに成功した。 日本はこの後、現地時間19日に行われる第2節でU-23UAE代表と対戦する。