子どもの「中学受験」「エスカレーター進学」にはどのくらいの費用が掛かるでしょうか?
エスカレーター式の進学には思わぬデメリットや落とし穴も
中学受験に成功してエスカレーターに乗ってしまえば、その先の進学は万事安泰かというと実はそうでもありません。中学課程で成績が振るわなければ、高校の内部進学の基準を満たせずに外部受験を迫られることとなります。内部進学先が用意されているからといって、日頃の学習の手を抜いてよいわけではないのです。 また、高校から大学への進学時にも、学部の定員がオーバーして希望の学部に進学できない、系列の大学に希望する分野のコースや学部がないといった理由で、外部受験が必要となる可能性があるため注意が必要です。 加えて、就職活動をする際に、エスカレーター進学者は採用担当者から敬遠され、大学のブランド相応の評価を受けにくいケースもあるようです。 エスカレーター式の学校には、スムーズならば高校や大学受験を回避できるという大きなメリットがありますが、その一方でこれらのデメリットがあることも覚えておきましょう。
エスカレーター進学を狙うなら、費用面の負担と外部進学になる可能性を念頭に置いておこう
高校受験、大学受験の苦労を嫌うなら、中学生のうちからエスカレーター進学の切符をつかんでおくのは賢い選択肢のひとつです。しかし、中学校受験には多くの費用が掛かるうえに、一貫して私立に通う場合の教育費は公立に通う場合と比べて大きな金額になります。 また、私立中学校に入学しても、その後の成績や希望する進路によっては、外部進学が必要になる場合もあるのです。エスカレーター進学のメリット・デメリットを理解して、改めて進路を検討してみましょう。 出典 日本政策金融公庫 教育資金はいくら必要? かかる目安額をご紹介 株式会社モデル百貨 MoneyGeek 中学受験に掛かる費用についての調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部