男女格差巡る「もやもや」どう解決? 女性ら話し合い、社会参画考える催し
長野県民の有志でつくる「3・8国際女性デー長野プロジェクト」は11日、女性の社会参画を考える催しを長野市新田町のもんぜんぷら座で開いた。市民活動に取り組む女性ら7人が、生活で感じる身近な男女格差を巡る「もやもや」と解決への道筋を話し合った。 意見交換では、「女性はキャリアアップしにくい」「夫より妻が多く家事を担う」など体験に基づく声が上がった。「職場の上司や議員に男性が多く、悩みが受け入れられない」「女性の固定観念も男性の差別を促す」などの発言もあり、「女性も積極的に意思決定に関わるべきだ」との認識を共有した。 上田市の丸子北小学校教諭の上原美紀さん(47)は「話題にしにくい不公平感を話せてすっとした。職場や授業でも考えていきたい」。プロジェクト発起人の岩崎恵子さん(47)=須坂市=は「男女が対等に社会の役割を担えるよう発信を続けたい」と話した。 同プロジェクトは3月8日の国際女性デー当日に長野駅前で街頭活動を行い、2日には市内で男女格差をテーマに講演会を開く。