川口春奈&広瀬アリス 2人の破局報道が主演ドラマに与えた得失…オンエア直前"長過ぎた春"に終止符
人気女優の破局報道は4月期の主演ドラマにどんな影響を与えたのか──。 川口春奈(29)が主演を務める「9ボーダー」(TBS系)の最新話の世帯平均視聴率は5%強。2022年10月期「silent」(フジテレビ系)で「Snow Man」目黒蓮(27)とともに、若年層の視聴者を獲得し大いに期待され、約1年半ぶりの連ドラとなったが、目を見張るような数字にはなっていない。格闘家との交際が6年目を迎えていた川口は、今年3月に破局報道が飛び出し、芸能記者を驚かせた。20年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で一躍女優として注目を集め、「着飾る恋には理由があって」(21年4月期、TBS系)で及第点をクリア。“CM女王”と呼ばれるまでになった川口は、「9ボーダー」のオンエア直前に格闘家との破局報道が流れ、独り身となったことで改めて主演女優と評価されるかと思ったら、初回こそ「silent」を上回る視聴率を残したものの第2、3話でペースダウンした。 黒島結菜が事実婚&妊娠で“ルール破り”の重いツケ…「Number_i」起用でサントリーCM降板 もう一人、「366日」(フジテレビ系)の主演を務める広瀬アリス(29)も、21年1月期の「知ってるワイフ」(フジテレビ系)で共演した「SUPER EIGHT」大倉忠義(38)との交際が2年を越え、芸能記者たちの間で、近く何らかの“答え”が出されるのではと噂されていたのだが、その結果は破局報道だった。 「366日」は今のところ、昨年10月期の「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系)の視聴率を上回る数字を残してはいるものの、スタッフの表情は優れない。というのも「マイハル」がアイドルグループ「なにわ男子」道枝駿佑(21)との共演という話題をもってしても低視聴率で終わったため、越えるべきハードルが低かったためだ。 「大倉との破局が報道されたのは『366日』の第3話放送直後でした。その影響か、第4話の視聴率が0.7ポイントアップと微増したのですが、最新話は番組最低視聴率に急落しました。今のスタッフは、ただ“『マイハル』より低く、月9枠の歴代最低視聴率だけは記録してくれるな”と願うばかりでしょう」(テレビ関係者) 筆者は週刊誌記者時代、度々人気女優の交際報道を担当してきた。そんな時に芸能プロダクションから受けた抗議の多くは「この記事の影響でドラマの視聴率が落ちたらどうしてくれるんですか? 落ちたらそちらの責任ですからね」というものだった。裏を返せば“異性の影が消えた女優の未来は明るい(はず)”ということになるが、今回の川口と広瀬のドラマ視聴率によって明らかになったのは“人気女優の破局報道は瞬間的には微動するものの視聴率には影響を及ぼさない”ということ。テレビ離れ、ドラマ離れといわれている昨今、それは良くも悪くも“視聴者は役者の私生活にそれほど関心を持たなくなっている”のかもしれない。 「川口のファンの中には、ごく一部だとしても格闘家との交際を応援していた人たちがいたということでしょう。2人に関しては、交際発覚当初から“格差交際”が話題になっていました。川口がCM女王で老若男女問わず好感度が高いのに対し、相手の格闘家は名前を聞いただけで誰かと分かる人はほんの少数。それでも交際が続いていたことに“頑張って”と密かに応援していた人たちが、今回の破局報道に“やっぱり……せっかく応援していたのに”と少し残念がる気持ちを持っているのかもしれませんね」(芸能プロダクション関係者) 犯罪や社会モラルに反した行動は別として熱愛系の女優のプライバシーは人気の高低にほとんど影響を及ぼさない──。この事実は橋本環奈(25)や広瀬すず(25)にも大きな励みになるだろう。 (芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)