「人気アイドルグループ」の元メンバーがセクシー女優に。アイドル時代と同じ“本名”で活動するワケ
活発だった幼少期
――かなり強い意志があるんですね。ところで、子どもの頃は何になりたかったですか? 石田:子どもの頃から、何かになりたい、何者かになりたいという気持ちは特になかったんです。でも、周りの人たちは「〇〇になりたい」という夢を持っていたので、自分も何か夢を持たなきゃいけないんだろうとは思っていました。ただ、振り返ってみて、正直な気持ち、特に何かになりたいという強い願望はなかったんです。子どもの頃に夢を書く機会がありましたが、その時もただ気分で書いただけなんです(笑)。だから、実際に何を書いたのか、いまは全く覚えていないんです。 ――どういったお子さんでしたか? 石田:公園で泥団子を作ったり、木に登ったりして遊んでいました。周りのイメージでは、おままごとをしているような可憐なタイプだと言われがちですが、実際はそうではなくて、小学校の休み時間でも外で遊びたいと思うほど、活発な幼少期を過ごしていました。 ――遊び相手は主に男子ですか? 石田:覚えていないですけど、木登りはたぶん1人で登っていた気がします。 ――でも、木登りとなると男子がやっている姿を見たんでしょうね。 石田:子ども時代のことは、印象に残ったことだけはすごく覚えているんですけど、細かいことまではあまり覚えていないんです(笑)。だから、男子と遊んでいたのか、女子と遊んでいたのかもはっきり覚えていないんです。中学生以降は女の子としか遊んでいなかったのですが、小学校の時はどうだったんでしょうね。どちらとも遊んでいたのかもしれません。ただ、はっきりとした記憶は残っていないんです。 ――活発だったんですか? 石田:恥ずかしがり屋で小学校の学芸会とかでも、目立つことがすごく苦手だったので、端っこのボジションが好きでした。 ――とはいえ、当時からかわいいと思われていたと思うので目立ちませんでしたか? 石田:すごく記憶に残っているのが、ゴールドが大好きで、遠足の時にゴールドのリュックサックを背負って行ったら、みんなに「どこから見てもすぐに見つかるよ」って言われたんです。自分の好きなものをやり通すところは子どもの頃からあったのかもしれません。周りを気にして「ゴールドのリュックサックは目立つからやめよう」なんてタイプではなかったです。 ――ご自身では言いにくいかもしれませんが、モテませんでしたか? 石田:モテたと思ったことは一度もないです。 ――高嶺の花だったんですかね? 石田:どうなんでしょうね? 友達は少数で深い関係を築くタイプで、誰とでも仲良くなるのは得意ではありませんでした。お仕事ではそう見られがちですが、実際には自分から友達になろうとするのは苦手なほうなんです。お仕事の場では話しかけるように頑張ってましたが、普段は人に話しかけることがかなり苦手です。危機的状況でないと、誰かに話しかけないんです(笑)。 ――石田さんから話しかけるのが苦手でも、周りの男性から声をかけられることはなかったですか? 石田:アイドルをしていたので、「アイドルだから恋愛はダメだよね」という感じでした。周りのみなさんがアイドルである私を理解してくれていたので、私もそれを通してきました。 ――そこはアイドルの辛いところですね。そのアイドルになったのはどうしてですか? 石田:アイドルをやることになった経緯は、中学1年生くらいの頃、モデル事務所に合格して、そこからアイドルグループのオーディションを受けたんです。