AVメーカーから見た「同人AV」の是非…SODクリエイト代表取締役社長・野本ダイトリ「結構無法地帯になっている」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回は常連客・堀江貴文さんと、ゲストにSODクリエイト株式会社 代表取締役社長の野本ダイトリさん、HANAYA PROJECT株式会社 代表取締役社長・高岡哲也さん、セクシー女優・星乃莉子さんをお迎え。ここでは、いま話題の「同人AV(同人アダルトビデオ)」について伺いました。
◆メーカーから見た「同人AV」の立ち位置
堀江:最近、同人AVがすごいじゃないですか。メーカーさんとして、そのあたりはどうですか? 野本:もともと(同人AVは)ずっとあったんですよ。自分たちで撮ったものを表現できるサイト、ホームページは結構あって。 堀江:そうですよね。 野本:ただ、(現在は)かなりの無法地帯になっていますね。 堀江:無法地帯なのは無法地帯なんだけど、あれに関してどういう動きを? ほら、Netflixで大ヒットしたドラマ「全裸監督」だと、あの時代(1980年代前後)にビデ倫(日本ビデオ倫理協会)ができて、ある会社が村西とおるに圧力をかける、みたいなシーンが出てくるじゃないですか。 高岡:はい。 堀江:ああいうのを見ていて思ったんですけど、今の業界の規制団体とかと警察、同人AV、そして、それらのプラットフォームがあって“今どのように動いているのか”みたいな。“摘発も近いのかな”とかいろいろ考えるんですけど、どうなんですかね? 野本:現在は「AV新法」ができて、ルールがガチガチなんですよ。 堀江:そうですよね。 野本:なので、うちらは18、19歳の子は撮らないですし、契約書をきちんと交わしています。ただ、そっち(同人AVなど)だと、もちろん契約書を交わしているところもありますけど、結構緩いんです。モザイクがかかっていなかったり、18、19歳の子で撮影したり。 基本的には、自分たちでネットやマッチングアプリで女の子を探してきて撮ったりしているので、(同人AVが)わりと昔でいうインディーズの状態にあるっていうか。 堀江:しかも今、本人が撮っているのもあったりするじゃないですか。 野本:そうですね、女の子が自分で自分を表現しているというか。 堀江:あとはカップルで撮影していたり。 星乃:はいはい。 野本:ほかにも、女の子の裏に(専属の)ディレクターがついていたり。いろんなパターンがありますけど、業界としては、やっぱり……自由でいいキャンパスだなと思っています。 堀江:そうなの(笑)? 野本:正直、僕的にはそっちも表現の幅の1つとしてやろうと思っていますね。 堀江:なるほど、会社としてね。 野本:はい、AV新法を基に動けば問題ないので。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)