【わだみゆのおしエッテマリーンズ<11>】イケおじ吉井監督 現役時代の“熱さ”にビックリ
【ウエブ企画=わだみゆのおしエッテマリーンズ 第11回】 ロッテファンのNMB48和田海佑(27)が、ロッテ選手とのコラボや始球式登場を夢見て、ロッテ愛を語りまくる企画「わだみゆのおしエッテマリーンズ」。年内最後を飾るのはチームを率いる吉井理人監督(59)です。メジャーでも活躍するなど現役生活が長かった吉井監督だが、和田が抱く印象は?。 ◇ ◇ ◇ 今年の締めくくりは吉井理人監督です。 吉井監督は現役時代、マウンドに立てば破天荒だったそうですよね。私、現役時代のことはよく分からないんですけど、映像とかで見たら、今とは別人かと思うほど怖い(笑い)。 今ってすごい温厚で“ほわほわ”してるイメージ。スタメン発表時にいつも最後に吉井監督の名前が呼ばれて、帽子のつばを触るパフォーマンスをやってくれますが、おちゃめでかわいい。WBCでも投手コーチをされてましたが、「ろーたんの隣におる」って、いつも寄り添ってたイメージ。テレビに映る機会も多かったですけど、私の家族も「イケおじやん!」って言ってました。 だから、現役時代もどうやったんやろうって動画を見たら、ブチ切れてるシーンしかなくて(笑い)。 ベンチに戻ってきてバーンとやって、水や氷がひっくり返ったりとか、マウンドでもずっと怒ってるシーンばかりで、「え?これホンマに吉井監督なん?」ってびっくりしました。逆に、現役時代のイメージが強い方は「え?今、こんなに優しいん?」って思うようですね。 でも、それくらい熱い気持ちを前面に出していて、そういう気持ちを持った方が監督をやっていただいてるのは、私はいいなと思います。 逆転されたりすると顔に出てる時があるし、インタビューでも厳しいことを言ってることもある。芯が通っているから考えを曲げないところとかは、今でも現役時代の片りんが見えるような気もしますが、私自身、アイドルをやっていて、根性論みたいなところが結構ある。今って、優しい時代。もちろん、ハラスメントとかはダメですけど、私も中学校くらいまでは厳しいところで育ってきたので結構好きです。 来年で指揮をとって3季目になります。今季は「自分の采配ミスで負けてしまった」と反省してるのをよく見ました。それでも、ずっとAクラスになってるので、来季はどういう采配をされるのか。23年はスタメンを毎日変えて話題になりましたが、選手にとってもチャンスがある。佐々木朗希投手もいなくなりますし、どうやって戦っていくのか楽しみです。 ソフトバンクから石川柊太投手が移籍してくれました。吉井監督は投手コーチも長く、良さを最大限に引き出してくれる。投手の人には一度は一緒に野球をしたい人なのかと思いますし、背番号も譲った石川投手がロッテでどうなるのか期待です。 一方で、私がロッテを応援するきっかけを作ってくれた平沢大河選手が、現役ドラフトで西武へ移籍しました。 仙台育英で甲子園に出ていた時からリアルタイムで見ていて、期待していた選手。出ていくのはショックですけど、24年は1軍での出場がなかった。1軍で活躍している平沢選手を見たいし、西武に行ってライバルチームにはなっちゃいますけど、西武でどんな選手になるか楽しみですし、頑張ってほしいです。 では、今回はここまで。今年1年お世話になりました。来季のロッテの活躍に期待しながら、良いお年をお迎えください。【取材・構成=阪口孝志】 ◆和田海佑(わだ・みゆ)1997年(平9)3月29日、兵庫生まれ。チームM。20年9月に7期生として加入。22年1月、正規昇格。身長158センチ、血液型AB。愛称は「みゅう」。家族の影響で子供のころから野球好き。中学の頃には甲子園で高校野球観戦、高校では野球部マネジャー。