ウクライナ大統領、サウジ訪問 「世界平和サミット」など協議
ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、サウジアラビア西部ジッダを訪れ、実権を握るムハンマド皇太子兼首相と会談した。ウクライナ大統領府などによると、ロシアの侵攻を受けるウクライナの平和について協議し、スイスで15、16日に開催される「世界平和サミット」についても意見を交わした。 【写真】ウクライナ侵攻以降、ロシア人の主な移住先 サウジは世界平和サミットを欠席するとも報じられている。ゼレンスキー氏は会談後、SNS(ネット交流サービス)で「意味のある活気に満ちた会談」だったと投稿し、サウジの支援に感謝を示した。サウジがサミットに出席するかどうかには触れなかった。 サウジはウクライナ侵攻では中立の立場で、ロシアと良好な関係を維持する一方、ウクライナに対して人道支援を実施。2023年8月にはウクライナの和平に関する国際会議も開催した。ゼレンスキー氏は今年2月にもサウジを訪れ、ムハンマド皇太子と会談している。【カイロ金子淳】