試合終了直後に嘔吐、22歳ドレイパー 初めて5セットをフルで戦い初戦突破<全豪オープン>
全豪オープン
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク55位のJ・ドレイパー(イギリス)が同66位のM・ギロン(アメリカ)を6-4, 3-6, 4-6, 6-0, 6-2のフルセットで破り、大会初白星を飾ると共に初戦突破を果たした。なお、初めて5セットをフルで戦い抜いたドレイパーは試合終了後に嘔吐している。 【動画】試合終了後に嘔吐、ドレイパー 相手と握手後に駆け足でベンチへ 22歳のドレイパーが全豪オープンに出場するのは2年連続であり、昨年は1回戦で敗れている。対する30歳のギロンは5年連続の出場となったが、これまで1勝も挙げられていない。 試合は開始からブレークを奪い合う展開となるも3度のブレークに成功したドレイパーが先行する。しかし、第2・第3セットでは安定したサービスゲームを展開するギロンを崩すことができず、1度ずつブレークを許しセットカウント1-2と後がなくなる。 反撃に出るドレイパーは第4セット、ギロンに1ゲームも取られることなく圧倒し2セットオールに。ファイナルセットでは1度ずつブレークを奪い合い迎えた第4ゲームから5ゲームを連取し、3時間20分の熱戦を制した。 これまで四大大会に6度出場したドレイパーだが5セットまで戦った経験がなく最長で4セットマッチのみだった。この日は初めて5セットをフルで戦ったが試合後には嘔吐する様子が見られた。 なお、勝利したドレイパーは2回戦で第14シードのT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは1回戦で世界ランク83位のG・バレール(フランス)を6-2, 6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
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