『じゃりン子チエ』西川のりおが貴重秘話 “チエ”中山千夏から「ちょっと教えたるわ」
『じゃりン子チエ 傑作回COMPLETE DVD BOOK』（ぴあ）の【テツ編】が、きょう28日に発売され、 テツを演じた西川のりおのインタビューが全4ページにわたり収録されている。 【画像】チエちゃん&おかあはんの2ショット、テツ編収録話の内容など アニメ『じゃりン子チエ』傑作回をコンプリートしたDVD BOOKで、【テツ編】と【小鉄編】（11月25日発売）の全2巻。【テツ編】には、主人公・チエの父であり、本作には必要不可欠の人気キャラであるテツの爆笑エピソードばかり10話（約4時間）収録。保存版のブックレットには「収録話見どころ＆解説全紹介」「絵コンテ→本編 変遷比較集」「OPギャラリー＆絵コンテ」「チエ＆テツ セル画セレクション 」と、貴重な資料が続々。 のりおは、当時17本という驚異的な数のレギュラー番組を抱えながら声優に初挑戦した。インタビューでは、破天荒なテツと自身との比較や、チエ役の中山千夏と取り組んだアフレコ、高畑勲監督からのリクエスト、共に出演していた芸人たちとのエピソードなど、思う存分当時の思い出を語った。
■テツと自分はおおよそ違う「一度も不祥事やってませんから（笑）」
のりは『じゃりン子チエ』の漫画も大好きで「まさか自分がその作品で声優をやるなんて考えもしていませんでした」と語る。テツのキャラについては「自分とはおおよそ違うなと。僕はこう見えて堅実型で、一度も不祥事やってませんから（笑）」と言いつつ「欲がなくて要領も悪い、ダメな方向に進む男やけど、実はどうすべきかは分かっている」と愛情深く振り返る。 映画版には、 相方の上方よしおをはじめ、芦屋雁之助、横山やすし・西川きよし、桂三枝、ザ・ぼんち、紳助・竜介（※肩書はすべて当時）など、多くの芸人たちも声優を務めており、貴重なエピソードも明らかに。 チエ役の中山については「アフレコの時に僕の背中を叩いて『ちょっと教えたるわ』って言ってくれた時のことは今でもはっきり覚えています」と感謝。中山の完璧な仕事ぶりに「ほんまの天才でした。僕が今まで見た天才…上岡龍太郎さん、立川談志さん、横山やすしさんと並ぶ存在ですね 」と絶賛。そして、最後にのりおが送る「AIにはできない、まさに情を伝える作品」というメッセージはファンならずとも必読の内容となっている。 【小鉄編】には「中山千夏（チエ役）インタビュー」と「中山千夏⇔西川のりお 交換メッセージ」を掲載。
