生物の多様性を守る「ネイチャーポジティブ」に役立てて 那須塩原市に企業版ふるさと納税
生物の多様性を守る取り組みに役立ててもらおうと、那須塩原市に焼却施設を持つ企業が企業版ふるさと納税で那須塩原市に寄付金を贈りました。 那須塩原市に寄付をしたのは、埼玉県に本社をおき、那須塩原市に焼却施設を持つ産業廃棄物処理業の東武商事です。 那須塩原市役所で行われた贈呈式では、東武商事の大野 春夫常務から那須塩原市の渡辺 美知太郎市長に目録が手渡されました。 那須塩原市は生物多様性の損失を止めて生態系を回復させることをめざす「ネイチャーポジティブ」に力を入れています。東武商事も那須塩原市で不法投棄されたごみを回収するボランティア活動を行うなど、環境保全活動に積極的に取り組んでいることから、この寄付が実現しました。 那須塩原市は今年度から企業版ふるさと納税の寄付の対象事業に「ネイチャーポジティブ推進事業」を加えていて、この事業に寄付されたのは今回が初めてということです。 寄付金は、国立公園でのシカの食害対策などに活用される予定です。
とちぎテレビ