黒部・宇奈月温泉のシンボルに 「百年時計」完成
黒部市宇奈月温泉の開湯100周年を記念して富山地方鉄道宇奈月温泉駅前広場に設けられた時計「百年時計」が完成した。式典が29日、同所で開かれ、関係者らが新しいシンボルの誕生を祝った。 時計は宇奈月温泉をさらに盛り上げ、次代につなぐ象徴として開湯100周年事業実行委員会が企画。支柱はV字峡をイメージした。時計の針がピッケル、文字盤が「う・な・づ・き」になっており、照明が点灯すると月が浮かび上がる。下部は風呂おけ風の柵で囲まれたベンチになっており記念撮影も楽しめる。 河田稔実行委員長は「これからの100年を刻むシンボルとして宇奈月の新たな魅力にしていきたい」とあいさつ。武隈義一市長が祝辞を述べ、関係者らが除幕した。宇奈月ももの会による「宇奈月温泉小唄」も披露された。 式後には関係者や子どもたちが時計の下で記念撮影をしていた。