梅雨は目の前、小粋なニューヨーカーのティモシー・シャラメと恋に濡れるラブコメはいかが?【レイニーデイ・イン・ニューヨーク】
えいがの絵日記 その22
イラストレーターのともゑさんが、心に響いた映画をイラスト絵日記にするシリーズ。ウディ・アレン監督お得意のニューヨークの恋物語を、今回はデジタルカラーでPOPに表現。 【画像】『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』えいがの絵日記はこちら
リッチな大学生のイキな恋と思いきや
予報は大雨?のロマンテック・コメディ★ ボクはギャツビー。生粋のニューヨーカー。今、近郊の小さな大学に通ってます。 彼女が新聞部の取材で今週末、ニューヨークへ。ボクも同行。終わったらはりきって地元を案内するね…あれ?ウディ・アレン監督が雨をじゃんじゃん降らせてボクを困らせるある1日!
そんな顔もかわいいシャラメくん
情けないにもほどがある…役ですが かくしきれないその美貌ギャツビー役ティモシー・シャラメの困り顔3選! 有名ジャズの歌詞を呟いたら、彼女が「シェイクスピアね!」と… 連絡のつかない彼女を心底心配。(すっぽかされたのに…) 立ち寄った実家(豪邸)で母上からいつものお説教。
METはじめNY名所が次々登場
ふらっとメトロポリタン美術館へ…羨ましい。 「生きるのは一度きり。運命の人と出会えたら幸せ」…と呟くのは偶然再会した昔の恋人の妹。一方で「自分が何になりたいのかわからない」とギャツビー。将来を想う若者に、こんな異空間はうってつけ。
旬の若手スターの輝きを味わって
「コーヒー持ってくるよ」深夜、ホテルのラウンジ…やっと(!)戻ってきた彼女にかけた言葉。こんな成熟した部分と、ちっちゃい事でオタオタする彼の姿が絶妙。(割合としてはオタオタが多)甘くてちょっとほろ苦い週末。気まぐれなNYの空模様に楽しく翻弄されました。
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019) A Rainy Day in New York 上映時間:1時間32 分 アメリカ
監督・脚本:ウディ・アレン 出演:ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス 他 ニューヨークでラブラブデートをするはずだったリッチな大学生カップル。でも、彼女(ファニング)は取材先でセレブたちに言い寄られ、彼(シャラメ)は待ちぼうけを食らって右往左往…。恋の行方は? ウディ・アレンがこれでもかとばかりにNYの魅力とシャレたセリフをてんこ盛りに、若者の成長を描くロマンチック・コメディ。ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナらがチョイ役で脇を固めるなか、困り顔で魅力を発散するティモシー・シャラメが愛らしい。
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