競馬とプロレスのコラボ興行話題 ウインウインの関係で
競馬とプロレスのコラボ興行話題 ウインウインの関係で THE PAGE大阪
「園田競馬場」(兵庫県尼崎市)はこのほど、プロレス団体とコラボした「競馬場プロレス」を開催した。今回で2回目だが、競馬場でのプロレス興行は日本で初めてだという。興行は同競馬場でトークショーが人気を呼んだ関本大介選手が所属する「大日本プロレス」が行ったもので、競馬ファンもプロレスファンも大きな声援を送った。関係者らは「お互いの相乗効果でウインウインの関係を築いていきたい」と意気込みを話す。
競馬の実況アナが、この日はリングアナに
天候にも恵まれ、同競馬場内のイベントステージ前の広場に設けられた特設リングで、レースの合間に試合が行われた。オープニング8人タッグマッチ(開門後)、セミファイナル6人タッグマッチ(第2レース確定後)、メインイベントのタッグマッチ(第4レース確定後)と、それぞれ約20分。ファンらは白熱した試合を楽しんだ。 園田競馬の実況アナである竹之上次男さんが、この日はリングアナを務めた。 「もともと園田競馬で『大日本プロレスカップ』という協賛レースが始まったんです。2012年4月26日からで、今回で14回目になります。協賛レースではいつもレスラーを派遣して下さり、園田競馬を盛り上げて頂いてます。その流れでプロレス興行となりました。初回は昨年の7月11日になりますね。盛況でしたので、2回目となりました」(竹之上さん) また、園田競馬を主催する兵庫県競馬組合・企画広報課の谷口和男さんは、こう話す。 「この企画はお互い相乗効果を狙ったものです。競馬の売り上げが全盛期から比べて落ちており、それを伸ばそうというイベントです。プロレスのほうも間口を広げたいということで、ウインウインの関係です。競馬とプロレス――この2つはマッチングしない。だからまずレスラーを競馬場に呼ぶことから始めたんです。関本選手にお越し頂き、トークショーをやって頂いた。そこから始めました。競馬場にプロレスをなじませるということです。大日本プロレスは、商店街プロレスとしても活動し、商店街の空きスペースでも興行をやっていますしね。競馬場でのプロレス開催はうちが初めて。新しいファン層が生まれたと思いますし、今後もコラボでいいものができればと思います」