石川遼直伝の"砂打ち"とサウナで24年復活優勝を目指す永井花奈。スウィングと体の整え方を語る
家でも砂の練習ができると。 「2打席分ほどの砂場のスペースがあるので、今年のオフは砂の練習をしっかりやりたいですね」 昨年夏ごろに自宅を購入し、自宅には庭以外にもGCクワッドを取り入れた練習スペースもある。 「青山コーチからデータの読み方やクセの見方を教えてもらったので、データ分析しながら、基本も大事にしていきたいです。昔の人って、ヘッドの入りがいいじゃないですか。難しいアイアン(クラブ自体)で、土みたいなところから練習していた。データだけに頼り過ぎるのもどうなのかとも思うんです。私より下の世代の古江(彩佳)ちゃんとか、ちょうど両方やってる世代だと思うんです」 藤井聡太八冠がふだんの基本練習にAIを取り入れているのと同じだ。 「そうです。あの世代はだから強いんだと思います」
オフは練習も大切だが、休みは? 「私は釣りが趣味ですが、サウナが大好き。シーズン中でもスーパー銭湯でお風呂にしっかりつかりながら、サウナで整えていました。じつは、先ほど話した自宅の庭に井戸があって、水質を調べたら、ラドン泉質だったんです。家の庭でお風呂とサウナを作ろうと家族で話してます」 オフは体とスウィングを整えて、24年開幕に向けては? 「やっぱり優勝したいのは変わらない目標です。ただ、試合も増えて、ハードスケジュール。元気にパワーアップすることは難しいです。年齢的にもやはり体力は落ちていくので、体とどう向き合うのかが大事。やみくもに練習しても無理な年齢なので……。シーズン中もサウナで体を整えながら頑張ります」 24年はツアー8年目を迎える。若手の”データゴルファー”たちに、27歳の”砂打ちプロ”がどう立ち向かうか見物だ。
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