不快与える「男性の短パン」特集に物議 女性なら間違いなく大炎上 多様性の時代、バラエティより意識低いニュース番組
【テレビ用語の基礎知識】 あるニュース番組で「男性の短パン。あり? なし?」という特集を放送して物議を醸してます。街頭インタビューの「毛が生えている人はイヤ」という女性の声を紹介したり、スタジオで女性キャスターが「スポーツマンなら似合う」的なコメントも。男性から「ほっといてくれ」という反発が起きているんです。 【写真】女子生徒がスカートだけでなくズボンも選べるジェンダーレスの制服を紹介する教科書 実は私、「半ズボンプロデューサー」と呼ばれていたこともあり、かなり短パンは大好きかつ、仕事着にしているのですが、こういう特集をニュースがやるのは、ちょっと「あれ?」と思いました。「毛むくじゃらのスネ毛は見たくない」というような女性がいるから、最近の若い男性は脱毛に一生懸命だったりしますけど、これってまさに多様性の問題だったり、個人の自由の侵害だったりしますよね。 知り合いの活動家の女性で「男性の目を気にして脇毛を剃るのは嫌だから、剃るのをやめた」という人がいて、脇毛を見せている写真を公開して話題になりましたが、僕はこの行動を好感を持って見ていたんですよね。 別に女性が男性の目を気にして、自分の身体の手入れをしたり、洋服を選ぶ必要はない。好きな格好をして、好きに生きればいい。でも、だったら男性だって、女性がスネ毛を不快に思おうがどうしようが、そんなこと気にせず半ズボンを穿けばいい。超明快なことです。 いまテレビで女性の格好や容姿についてどうこう言えば、間違いなく大問題になります。なのに男性に対しては結構言いたい放題な感じなのは、なんなんでしょう。 いまや中学や高校でもズボンとスカートを選択できる学校が増えています。僕は、半ズボンを選択肢に加えてもいいのではないかと思っています。温暖化して日本はすでに熱帯みたいになっていますし、半ズボンは楽なんですよ。涼しくて動きやすいし。 なのに日本は半ズボンに冷たいですよね。特に男性の半ズボンには。これ、変えてほしいんですよね。半ズボンはエコでフリーダムな服なんですから。多様性の基礎は「お互いに認め合うこと」ですよね。他人の格好が不快でも我慢すればいいんじゃないでしょうか。あなたの格好だって誰かに不快感を与えているかもしれないわけだし。お互いさまでしょ。 それにしても「月曜から夜ふかし」とかでは多少面白おかしくですが、いろんな格好の人が堂々と紹介されてます。なのにニュースはこんな特集ですか。