『ポケモンスタジアム2』25周年。全151種類のポケモンに対応した言わば完全版とも言える続編。4倍速での『ポケットモンスター』にも驚いた【今日は何の日?】
多彩なルールで3Dのポケモンバトルが楽しめた 1999年(平成11年)4月30日は、ニンテンドウ64用『ポケモンスタジアム2』が発売された日。本日で発売から25周年を迎えたことになる。 【記事の画像(4枚)を見る】 『ポケモンスタジアム2』は、任天堂から発売されたポケモンバトルやミニゲーム、図鑑鑑賞などが楽しめる作品。1998年8月1日に発売された前作『ポケモンスタジアム』では40種類のポケモンしか対戦に出場させられなかったが、本作では『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』に登場する全151種類に対応してくれるようになった。 ゲーム内でレンタルしたポケモンを使うこともできたが、プレイする際に“64GBパック”を用いゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター』とデータ連動を行えば、自分が育てたポケモンを使って対戦することも可能だった。 約1年前の2023年4月12日より“Nintendo Switch Online + 追加パック”に加入することで遊べるようになっているので、すでにプレイ済みというゲームファンも多いのではないだろうか。 くり返しになるが、うれしかったのはやはり全151種類のポケモンに対応してくれたことになる。ガチのバトルで使用するポケモンは40種類もいれば十分だったかもしれないが、データ連動すればなおのこと愛着のあるポケモンを出場させてみたくなるもの。しかもゲームボーイ版では不可能な3Dグラフィックでポケモンが描かれるのだから、見てみたくなるのは当然だ。プレイヤーからすれば本作はまさに“完全版”と言ったところだろうか。 『ポケモンスタジアム2』ではバトルモードが充実。当時の公式大会のルールに準拠した“ニンテンドウカップ99”や全ポケモンが参戦できる“ウルトラカップ”などのルールのほか、カントー地方の8つのジムに挑んでいく“ジムリーダーのしろ”といった多彩なモードでポケモンバトルを楽しめた。 前作はけっこう難しかったと思うが、本作では初心者でも戦いやすいようにわざの構成などを調整にしてくれていたのがありがたかった。その代わり、すべてクリアーすれば“うら(裏)”モードが出現。通常よりも格段に強くなった相手とポケモンバトルをくり広げることも可能だったので、ベテラントレーナーたちも大満足だったに違いない。 『ポケモンスタジアム』で多くのユーザーがお世話になった“倍速プレイ”はさらにパワーアップ。本作でも64GBパックで連動した『ポケットモンスター』をニンテンドウ64上で起動させてプレイできるのだが、“ドードーGB”では2倍速、“ドードリオGB”ではなんと4倍速でプレイできたのだから驚いてしまう。 何匹ものポケモンを育成するには最適の機能だったので、このために『ポケモンスタジアム2』をプレイしていたなんて人もいたはずだ。預けられるポケモンの数が大幅に増えた点もうれしかった。 また、本編同様にひとりから最大4人までで楽しめるミニゲーム集“チビッコクラブ”を収録。ポケモンバトルが苦手なプレイヤーでも手軽に遊べるモードとあって、友だちや家族と対戦プレイをした人もいたんじゃないかな。どれもシンプルルールながら知らず知らずに熱くなるゲームだったので大いに盛り上がったはずだ。 ミニゲームの種類は9種類。ピカチュウかビリリダマを操作し、指示通りのボタンを連打して電気を溜めていく“ビリリはつでんきょうそう”、トランセルまたはコクーンを操作し、飛んでくる岩に潰されないように“かたくなる”で無効化する“かたくなるがっせん”、ベロリンガを操作して高級な寿司を食べまくる“ベロリンガのぐるぐるずし”など、さまざまなポケモンになり切って遊べるのがユニークだった。 前述の通り『ポケモンスタジアム2』は、Nintendo Switch Online + 追加パックの加入特典として配信中。いま遊びたくなったらこちらを利用しよう。 ※画像は“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”のものです。