台風13号が直撃した奄美大島では各地で被害が出ています。瀬戸内町では座礁した船を沖に戻す作業が行われました。 台風13号は暴風域を伴って奄美地方に接近し、奄美市では最大瞬間風速32.4メートルを観測しました。 【住民】 「びっくりした。こんなことになっていると思わなくて。風がすごかった」 県によりますと、建物の被害は半壊や一部損壊など、16日朝までに少なくとも54棟にのぼっています。 また、瀬戸内町では大島海峡に避難していた船が風で流されて浅瀬に乗り上げ、16日明け方、満潮時刻にあわせて座礁した船を沖に戻す作業が行われました。 【地元の漁協関係者】 「ここは湾が深くて波が静かで、避難船が台風のときなどは多く停泊している」 座礁した船は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐる名護市辺野古沖の埋め立て工事に携わっていて、被災当時、積み荷は空でした。