新井監督は“笑顔”、ファンは“涙” 田中広輔が9回2死から起死回生の同点3ラン 広島が土壇場で追いつき延長戦へ
◇プロ野球セ・パ交流戦 ソフトバンク-広島(2日、みずほPayPayドーム) 広島の田中広輔選手が、9回に起死回生の同点3ランホームランを放ちました。 3点ビハインド9回。ソフトバンクのヘルナンデス投手から、小園海斗選手と石原貴規選手のヒットで1アウト1、2塁のチャンスをつくります。しかし代打の會澤翼選手が三振に倒れ2アウト。窮地に追い込まれます。 それでも途中出場の田中選手は、1ボールからの2球目、高めのストレートをはじき返すと、打球はライトスタンドポール際へ。起死回生となる今季2号の同点3ランホームランを放ちました。 これには新井貴浩監督も満面の笑みで田中選手を迎えます。一方、中継映像には涙を流すファンの姿が映りました。 チームは土壇場で追いつき、延長戦に突入しています。 ▽田中選手のコメント 「打ったのはストレート。割り切っていきました。感触も良かったですし同点に追いつくことができてよかったです」