トラブル急増の「美容医療」 厚労省が今年夏頃を目途に有識者参加の検討会設置へ
近年、トラブルの相談が相次ぐ「美容医療」について、武見厚労大臣は今年の夏頃をめどに在り方などを議論する検討会を設置する方針を明らかにしました。 近年の美容ブームで需要が伸びているシミ取りや脱毛、脂肪吸引などの「美容医療」を巡り、トラブルの相談が相次いでいます。 国民生活センターによりますと、トラブルの相談件数は2020年度は2209件でしたが、2023年度は6255件と急増しています。(※今年5月15日時点) 「美容医療」は自由診療で自己負担であることから、契約に関するトラブルや施術前の事前説明が不十分であったりして健康被害も報告されています。 武見厚労大臣 「利用者の安全や医療の質の向上、適切な診療を行う医療機関の健全な育成のために、新たな検討会を開催することと致しました」 武見厚労大臣は14日の閣議後の会見でこのように述べ、医療機関や法律の専門家らも参加する検討会を夏にも設置する方針を明らかにしました。 実態を把握するとともに美容医療の在り方についても議論する予定です。
テレビ朝日