宮城・栗原のヨーク若柳店、12月1日から突然休業 震度6強以上で倒壊の恐れ 営業再開のめど立たず
ヨークベニマル(福島県郡山市)は30日、宮城県栗原市若柳のヨークベニマル若柳店が12月1日から休業すると発表した。震度6強以上の大きな地震が発生した場合に倒壊の恐れがあるためで、営業再開のめどは立っていないという。 【写真】1日から突然の休業となったヨークベニマル若柳店 同社は今年、店舗の床のゆがみを調べるための建物検査を実施。大規模地震では「安全面に問題がある」との結果が11月1日に出され、社内で検討して同29日に休業を決めた。 建物は築24年の鉄骨平屋で、延べ床面積約3100平方メートル。経年劣化に加え、東日本大震災など度重なる地震の影響もあるとみられる。同社は建物を取り壊す方向で検討している。 担当者は「すぐに壊れる状態ではないが、万が一を考えて休業を決断した。年末を控えた時期で心苦しいが、お客さまにはご不便をおかけして申し訳ない」と話した。 2日から当面の間、若柳店から登米市のヨークベニマル佐沼店まで無料巡回バスを運行する。
河北新報