（写真：群馬テレビ）

流域面積日本一の河川「利根川」の保存や利活用について、市民が話し合うフォーラムが１８日、群馬県みなかみ町で開かれました。 利根川は、流域面積が約１万６０００平方キロメートルと日本一で、首都圏の人口の約８割にあたる３０００万人の水道水を供給しています。 このフォーラムは貴重な水源の保存や利活用について話し合おうと、流域の歴史や文化を研究するＮＰＯ法人「利根川流域交流会」とみなかみ町が初めて開いたものです。 利根川の源流にあたるみなかみ町は、２０１７年に貴重な自然環境を守りながら、持続可能なまちづくりを進める「ユネスコエコパーク」に登録されています。 講演で、みなかみ町の小池俊弘さんは、恵まれた自然環境の中で観光資源や暮らしが育まれてきたことを紹介し「次世代に自然の恵を継承するには価値を伝える人の育成も重要」と訴えました。 参加者は１９日に谷川岳インフォメーションセンターや奈良俣ダムなどを見学して、利根川が果たす役割について理解を深める予定です。