金融危機で建設ストップ… 廃墟と化した「カナダで一番大きな家」をのぞいてみた(海外)
カナダで一番大きな家として知られるピーター・グラント邸は10年以上放置されてきた。 【全画像をみる】金融危機で建設ストップ… 廃墟と化した「カナダで一番大きな家」をのぞいてみた オンタリオ州のティミスカミング湖のすぐ近くにある、広さ6万5000平方フィート(約6040平方メートル)のこの邸宅は未完成のままだ。 この物件は2023年にアメリカのテキサス州の起業家によって買収され、リアリティー番組が制作されるかもしれない。 広くて開放的な間取り、湖畔の景色、印象的なモダン建築と聞いて、心を奪われない人などいるだろうか? まさに"夢の家"だ。割れた窓や床に散らばった建築資材さえ気にしなければ。 Grant Forest Productsを率いたピーター・グラント(Peter Grant)氏がかつて所有していた、カナダのオンタリオ州ハイリーベリーにあるピーター・グラント邸は"カナダで一番大きな家"と言われている。ただ、広さ6万5000平方フィート(約6040平方メートル)のこの邸宅は長年放置され、廃墟と化していることで有名だ。 この豪邸は2008年の金融危機で建設が中断され、完成することはなかった。建設途中の豪邸はその後、廃墟と化した。 ピーター・グラント邸をのぞいてみよう。
ピーター・グラント邸はカナダのオンタリオ州ハイリーベリーにある
この邸宅の建設は、林業界の有力者でGrant Forest Productsのプレジデントだったピーター・グラント氏が2004年に11万ドルで土地を購入した後に始まったとCBCは伝えている。 当初の計画には、地下のボートハウスやゴルフコース、アートギャラリーなどが含まれていた。
敷地面積は43エーカー(約17万4000平方メートル)
オンタリオ州にあるティミスカミング湖のすぐ近くに建つこの邸宅は、広さ6万5000平方フィート(約6040平方メートル)だ。 廃墟と化してはいるものの、"カナダで一番大きな家"と言われている。
寝室は1つしかない
ものすごく広い家だけれど、当初の計画では寝室はグラント氏が使うための大きなものが1つあるだけだった。
2008年の金融危機で建設がストップ
Love Propertyによると、グラント氏はかつてカナダで87番目に裕福な人物だったが、金融危機の影響で多額の負債を抱えた。2009年には同氏率いるGrant Forest Propertiesが破産保護を申請したとCBCは報じている。