JO1川西拓実「腕が痛いくらい拍手して」メンバーもJAMも万感…初の有観客アリーナツアーで“KIZUNA”が強固に
2020年3月のデビュー以来、新型コロナウィルスの影響で無観客でしかライブができなかったJO1。彼らがやっとの思いで迎えた初の有観客アリーナツアー「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ʻKIZUNAʼ」が、7月25日にLeminoで開始開始。彼らはもちろん、JAM(ファンの総称)も待ち望んだ中で行われ、メンバーが涙を流す場面もあった特別なライブである。(以下、ライブのネタバレを含みます) 【写真】初々しい…!JO1が誕生したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON1」 ■「PRODUCE 101 JAPAN」から生まれたJO1 新型コロナウイルスが2019年12月に確認されて以降、約2年の間、エンタメ界でも多岐にわたり大きな影響があった。今でこそ、ライブやコンサートの華やかな盛り上がりは復活したが、当時は全面的な公演中止に始まり、オンライン配信公演や有観客公演だとしてもマスクは必須で声出しは不可という、アーティストも観客も共に、心苦しい日々が続いたものだ。JO1もその時期を耐えたグローバルボーイズグループの一つ。 JO1は、韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」で放送され、10代、20代の男女に圧倒的な人気を誇る大ヒットサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101」シリーズの日本版「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した。2019年にSEASON1、2021年にSEASON2、2023年には「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」が開催され、101人の練習生のうち熾烈な競争を勝ち抜いた11人が最後に選ばれ、それぞれボーイズグループとしてJO1、INI、ガールズグループとしてME:Iがメジャーデビューを果たした。 ■「LAPONE×Lemino」が始動 Leminoでは、JO1、INI、ME:Iをはじめとする「LAPONE Entertainment」および「LAPONE GIRLS」に所属するアーティストのコンテンツを集めた「LAPONE×Lemino」が始動。 配信中の「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズやME:I初の冠番組「ME:Iの夢みたい!」、そして8月22日(木)からそれぞれの新作オリジナル番組が順次独占配信される。オリジナル番組の第1弾はJO1が生出演する予定だ。 ■JO1とJAMがやっと会えたKIZUNAツアー そしてJO1にとって初の有観客アリーナツアーとなった「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ʻKIZUNAʼ」は、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の5都市13公演で約11万人を動員した。全編生バンドやバックダンサーを従え圧巻のパフォーマンスを披露したJO1の姿に、JAMは「初めて会えたうれしさで、ただただ号泣したことを昨日のことのように思い出します」、「あのときはまだ声出しできなかったけど、心の中でずっと叫んでた」などの感想を寄せており、まさにアーティストとファンの“KIZUNA”が強固になったツアーといえる。 公演の201分丸ごと配信され、メンバーが小芝居しながら撮影された「KIZUNAタロットの館」というJAMと一緒に作り上げる映像や、自作のツアーCMなど、会場でしか味わえなかった映像コンテンツもそのまま配信。全員でのパフォーマンスとは一味違うユニットステージや、バキバキのダンスが身上の彼らが椅子に腰かけながら「Be With You(足跡)」を歌うなど、単独公演らしいスペシャルな内容が盛りだくさんだ。 ■コロナ後の日常に感謝できるようになるステージ 広い会場に観客が入り、自分たちのステージを見に来るというのはアーティストにとっても感慨深いツアーだっただろう。冒頭から5曲連続で飛ばした彼らはMCでホッとしたような表情を見せ、川西拓実は「腕が痛いくらい拍手してください、一緒に楽しみましょう」とあいさつをした。 マスクを着けたままで黄色い歓声は出せなくとも、JAMの熱い気持ちが画面を通じて伝わってくる。ペンライトでウェーブを作り出し会場が一体となったり、アンコールでは與那城奨の誕生日を祝うサプライズがあり客席から「おめでとう」と書かれたスローガンが一斉に上がるなど、ファンたちも一緒に盛り上がる。與那城が思わず涙を流してしまうのも分かる感動シーンだった。 今回の配信で当時の感動を思い出したJAMからは「オープニング見たらまた見たくなる」「生歌の声量に驚いた記憶がある」「度肝を抜かれたのを鮮明に思い出します」「懐かしいなあ」「最高過ぎる」といった感想や、有観客とはいえ声出しNGだったこともあって「声出すのを我慢したなあ」「この静けさも懐かしい思い出」などの声も寄せられている。 大きな会場で人気アーティストがパフォーマンスをして、同じ空気を吸いながらそれを大勢で鑑賞、声援を送る喜びというのが“当たり前ではなかった”ということを思い知らされる、記憶に残るライブ映像となっている。