櫻坂46・藤吉夏鈴が演技に挑戦して“気づいたこと”「全くの別物だと痛感した」
「あれ? よく見たら藤吉夏鈴だ!」と言ってもらえるように
――作中では長崎弁にも挑戦されていましたね。 私の母が長崎出身で、幼い頃に少しだけ住んでいたことがあって。当時、同級生の子の真似をして、「~~ばい」とか話していたんです。なのでお話をいただいたときには、「少しはできるかな?」なんて思っていたのですが、いざ台本を読んでみると、かけらも記憶に残っていなくて(笑)。“音で覚える”作業は新鮮で楽しかったですが、すごく難しかったです。現場でも方言指導の方とずっと一緒にいて、イントネーションを1から練習しました。 ――涙を流すシーンもとても印象的でした。 あのシーンも本当に難しかったです。ミュージックビデオでも涙を流すシーンを撮影したことがあるんですが、その涙は自分から自然と溢れ出た涙で。今回のように、台本に書かれているものに対して涙で表現するのは全く違う感覚でした。 ――表現の新たなアウトプット方法を身に付けられたんですね。ちなみに、今後チャレンジしてみたい役など、目標はありますか? グループ活動でシングルごとにアーティスト写真を変えるんですが、髪型やメイクを変えて、過去のアーティスト写真と一緒にならないように作ってきたんです。私の中で変なこだわりがあって(笑)。グループ外のお芝居のお仕事でも、「あれ? よく見たら藤吉夏鈴だ!」と言ってもらえるように、いろんなキャラクターを演じてみたいです。金髪などガラッとビジュアルを変えて、派手な役とかもやってみたいですし、どんどんチャレンジいけたらと思っています。 藤吉夏鈴(櫻坂46) 2001年8月29日生まれ。大阪府出身。櫻坂46の1stシングル『Nobody’s fault』収録曲『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』で初センターを務める。6thシングル『Start over!』では表題曲で初センターに抜擢された。テレビ朝日系『あざとくて何が悪いの?』の名物企画「あざと連ドラ」の第5弾に主人公として出演するなど、個人としても活動の幅を広げている。