韓国で「反日大復活」が”不安視”されるウラで、いま韓国で起きている「ほんとうのこと」
韓国で「フェイク狩り」が始まった
最近の韓国を見ていて、「民意」とは何かとつくづく感じる騒動があった。 2022年の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に関連する虚偽報道を行う見返りとして、多額の金品を授受した背任、贈収賄、名誉毀損などの疑いで、容疑者2人に逮捕状が出されたという。 【写真】文在寅の「引退後の姿」がヤバすぎる…衝撃ショットを見る! もともと尹政権では、左派従北思想を「反国家勢力」と名指しして一掃しながら、フェイク・ニュース発信元への捜査も同時に進めてきた。韓国で3月に行われた「民主主義サミット」では大統領みずからフェイク・ニュースへの「厳正対応」宣言を行なっており、その一環とみられる。 最近では、韓国のニュースや情報番組のコメンテーターを見ている限り、文在寅政権の頃の様な「露骨な擁護」は少なくなって来た。しかし、いまだあからさまな左派擁護論を唱える者たちは少なくない。 さらに、ウラでは積極的にデマを流し、利権を得ていた従北思想記者たちも存在している。今回のフェイク・ニュース騒動ではそうした韓国で報道の在り方が問われている形だ。 そうした情報をもとに民意が構成されていく側面は否めず「民意」への影響も危惧される中で、いよいよ本格的に“フェイク狩り”が始まったというわけだ。
「反日ブーム」への危惧
韓国の4月の総選挙では、韓国野党が大勝を収め、私も日本にいながら韓国に対して深い失望感に襲われた。韓国のある漫画家は韓国野党の勝利を「李在明が大統領になった」と揶揄していたが、少なくない人が私同様に今回の選挙結果に失望の声を出していた。 当然、国会では野党が今後政策を好き勝手に翻弄していくのは明らかだが、心配なのは再びの「反日ブーム」が巻き起こることだ。 これまで韓国の団体が抗議や声明を出せば、政府もメディアも国民も一緒になって「反日」に向かうシーンが少なからず見られた。 だが、今はその団体みずからが社会の「ならず者」として国民から受け止め始めている。そして「反日ムーブメント」は廃れてきているし、逆に訪日旅行をしたり、日本製品を愛する人が増えている。しかし、だからといって「反日教育」が根付く国民意識から完全に消え去ってはいないだろう。