「大きいの見つけた」座光寺保育園が農家の協力で栗拾い【長野県飯田市】
長野県飯田市座光寺保育園の園児は16日、地元農家の協力を受けて栗拾い体験を行った。とがったイガに注意しながら両足で踏んで実を取り出し、手提げ袋いっぱいになるまで拾い集めた。 座光寺自治振興センター隣に栗畑を所有する女性(66)が、自分で収穫した栗を味わって農業や自然に関心を持ってほしい―と昨年から園児を受け入れている。 女性から実の取り出し方を教わった園児たちは、地面に落ちているイガを足で踏んで開くようにして収穫。「大きいの見つけた」などと楽しげな声を響かせ、栗の大きさや拾った数を競う園児もいた。 収穫した栗は各家庭に持ち帰った。年長の園児の一人(5)は「最初はトゲトゲが怖かったけどたくさん拾えて楽しかった。栗ごはんにして食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。 今牧さんは「今の子どもたちにとってはなかなかできない体験。自分で収穫して食べる楽しさを知ってもらえたら」と話していた。