国民民主党・斎藤アレックス衆院議員が語る、立民との協力とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2023年11月26日に公開された動画では、ゲストに国民民主党衆院議員の斎藤アレックス氏をお招きし、立憲民主党との協力の可能性や、国民民主党が提出する法案などについて、語っていただきました。 京都市長選より大切な戦いもある?! 【このトピックのポイント】 ・立憲民主党と協力する可能性は? ・国民民主党が提出したおすすめの法案はこれ! ・激戦が予想される京都市長選挙、その前には?
斎藤氏のプロフィールは以下の通りです。 スペインのマドリード生まれで、5歳になる直前に、父親のレストランが日本に進出することになったことがきっかけで日本に来た斎藤氏。今でも「スペイン語の勉強はしなければいけないな」と思うものの、大きな団地など、日本で育った記憶がほとんどだそうです。 経済再生やベンチャー振興をテーマに、前原事務所で勤務しながら、ベンチャー企業でも働いてきた斎藤氏。国際状況や家庭の事情もあり、小学校の卒業文集に「総理大臣になりたい」と書き、国際問題や経済問題に興味を持ち、朝、新聞にすべて目を通してから登校するような子どもだったと語ります。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして斎藤氏に回答していただきました。
立憲民主党と協力の可能性は?
連合の吉野会長が、国民民主党に対し「立憲民主党とひとつの固まりを目指して」とコメント。要は選挙を一緒に戦ってほしいというリクエストということのようですが……。 斎藤氏の地元でも、連合から「バラバラになっていると応援しづらい」という声が上がっていると言います。党が一緒になるのは現状厳しいとしながらも、「一緒に戦えるところは戦って」自公政権に対峙して、新たな政権を創るためには必要ではないか、と斎藤氏は説明します。 立憲民主党と同じ党になるのは「仮に前原さんが代表になっても難しいこと」とはいえ、その中で、「議席を最大化するためには、協議を諦めてはいけない」と斎藤氏は語ります。 MC鈴木邦和「吉野さんはこうおっしゃっても、玉木さん(代表)としては、あんまり立憲と協力してという考えは持ってない」 斎藤氏「現職の国会議員がいるところではバッティングしてないんですよね。最低限の調整はしていると思うんですけれども、新人候補のところで立憲さんがかぶってしまっているところがあるので、我々の新人候補に対して、とても厳しい戦いを強いることになってしまう」 自公以外の選択肢を選びたい有権者や、連合票が分散してしまって極めて厳しい選挙になってしまう、という点を斎藤氏は憂います。 MC鈴木は、小選挙区制では野党が割れてしまうのはやむを得ない。ならば、野党で予備選をするのはどうかと問いかけます。 アメリカの選挙を体験した斎藤氏は、いいアイデアだとうなずきながらも、予備選の投票率が低くなることに生じる懸念を示します。 それは、選挙への関心が下がった結果、岩盤支持層みたいな人しか投票をしない結果、「極端な意見の人、たとえば共和党だとめっちゃ保守の人が予備選に勝っちゃったりする」傾向が見られるという点です。 斎藤氏「アメリカは二大政党を前提に作られたシステムで、現職が予備選で負けることってざらにあって。党の幹事長のような人も予備選で負けたりするわけです」 斎藤氏は、ある程度他党とも連携して政府をうまく運営しようとする良識派の人が落選した結果、二極化がさらに進んでしまう不安が残ると示しました。