旧型の中古iPadを買う場合、おすすめのモデルはどれですか? 【専門家が解説】
iPadを購入する際、中古の旧型モデルを選択肢とする人もいるでしょう。実際に購入する場合、どのようなことに気を付けて、どのようなモデルを購入すればよいのでしょうか。 【400人に聞いた】「現在メインで使用しているタブレットの機種」ランキング タブレットなどのデジタルガジェットに詳しい「All About」ガイドの太田百合子が解説します。 (今回の質問) 旧型の中古iPadを買う場合、おすすめのモデルはどれですか? (回答) 今後OSアップデートがサポートされる年数を念頭において、機種選びされることをおすすめします。中古端末は信頼できる相手から、納得した上で購入するようにしてください。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆「あとどれくらい最新OSに対応できるか」を考えましょう
2023年9月にリリースされた「iPadOS 17」では、2017年3月に発売された「iPad(第5世代)」以前の機種がアップデートの対象外となっています。一方で、同じ2017年6月に発売された「iPad Pro 10.5インチ」と「iPad Pro 12.9インチ(第2世代)」はアップデートの対象となっています。このことから、上位モデルの「iPad Pro」シリーズは他モデルに比べて多少長いものの、基本的にOSアップデートが利用できるのは、発売から5~6年程度であるということが分かります。 OSのアップデートができなくなったからといって、すぐに端末が使えなくなるわけではありませんが、最新OSが利用できないということは、最新の機能が使えないというだけでなく、あわせてアップデートされるアプリなども使えなくなる可能性があるということです。中古のiPadを購入する場合は、そのモデルがあとどのくらい最新OSにアップデートできそうかということを念頭に置いて選ぶことをおすすめします。 具体的なモデルですが、2024年春現在、今後1~2年くらいはアップデートができそうなモデルという視点で選ぶなら、少なくとも2018年11月発売の「iPad Pro 12.9インチ(第3世代)」「iPad Pro 11インチ」以降の製品ということになるのではないでしょうか。