想いは県域を越えて―――福島SDGsマルシェ、10月26日27日新宿で開催
Chu! PRESS：2020年から始まって、今年で5年目を迎える「福島SDGsマルシェ」。どのようなきっかけで始まったのでしょう？ 小川さん：新宿区福島県人会の当時の根本会長による発案で、福島と新宿で事業展開しているリステル鈴木代表の協力を得て、2020年、リステル新宿で第1回を開催することができました。 佐藤さん：東日本大震災当時、リステルグループのリステル猪苗代（福島県）では、避難を余儀なくされた双葉町の皆さんを800～900人受け入れていた経緯もあり、コロナ禍でしたが、福島応援として、福島の安心・安全を都民の皆さんに発信していこう！という当社代表の想いのもと、開催しました。 小川さん：何にもできなかったコロナ禍だからこそ開催しよう！という気概でしたよね笑 Chu! PRESS：1回目は何人くらいの来場があったんですか？ 小川さん：1回目は500人、昨年は1000人になったので、4年間で2倍になりました。 Chu! PRESS：それはすごいですね。今年で5回目、年々進化しているんですね。 小川さん：2回目から新宿区の商店街（医大通り商店街）との連携（福島SDGsマルシェブースの出店）が始まり、環境省とも共催の形を取り、福島での環境再生の取り組みを発信しています。 小島さん：今年は26,27日だけじゃなく、前週の新宿区主催イベントにも「新宿区福島県人会」の物産ブースを出店し、発信することができました。 佐藤さん：昨年からは、写真家の星賢孝さんの写真展も開催しており、物産だけでなく、福島の様々な魅力を発信しています。 小川さん：今年はホテルリステル新宿さんでランチメニューに「福島県産食材」を使っていただく意向も頂戴しているので、それも楽しみにしていただきたいです。
3人から止めどなく発せられるイベントの進化の過程と未来へのビジョン。週末への期待値も最高潮に高まった取材終盤、雑談が混じり始めたとき、驚くべき事実にたどり着くことになりました。 小川さん：「私と佐藤さんは福島出身ではないんですよ！笑」 なんと、県人会小川さん、リステル本社の佐藤さんは、実は福島県出身ではなかったのです。（小川さんは東京都出身、佐藤さんは岩手県出身） この記事中で、私はこう記しました。 これらのイベントで福島発信の真ん中にいるのは、「福島で」「福島から」アクションを起こしている”福島の人”です―――。 この描写は十分ではありませんでした。 福島を想う人は福島の県域を越え、もしかしたら福島県民以上の熱量で発信の当事者としての役割を担っているのです。そして、そんな彼らがつくったイベントに、「福島LOVE」という想いをもった皆さんが来場し、つながり、さらなる大きなアクションが生まれているのです。 事実、小川さんが事務局長を務める「新宿区福島県人会」は福島出身のみならず、新宿や福島に関連し、交流や事業を通じて一生懸命推進している皆さんで構成されており、そんな皆さんの新宿で福島を発信！という熱い想いをホテルリステル新宿の皆さんが受け止めて、このイベントは開催されているのです。 上述した新橋や六本木、福島市で開催されたイベントでも同じようなシナジーが生まれているのだと思います。 この週末、新宿でまた新しい出会い・アクションが生まれる予感に包まれながらインタビューは終了の時間を迎えました。 10月26日（土）、27日（日）、「福島SDGsマルシェ」。リステル新宿や医大通り商店街を訪れてはいかがでしょう？あの頃、西田敏行さんから元気をもらった皆さんがつくった「ふくしまの今の元気」を受け取ることができるはずです。 詳しくは、「新宿区福島県人会」で検索してみてください。 Chu!PRESS編集部 岡義秀
福島中央テレビ
