岩手県雫石町の雫石駅の中に漬け物を作る作業場が完成し、21日、お披露目されました。 秋田新幹線も通るJR雫石駅。 その2階にできたのが「エキナカ漬物工房シゴロ」です。 　オフィススゴロク代表 渡辺和義さん 　「法律の改正で、地域の方が漬け物の製造・販売を止めなければいけなかったっていうようなそんな状況が私に相談があって、これを何とかしたいなっていうのが最初のきっかけだった」 食品衛生法の改正で、6月から漬物の製造と販売に保健所の許可が必要になりました。 温度表示のある冷蔵庫や、手を汚さないレバー式の蛇口を設置することなどが条件で、その費用は少なく見積もっても数十万円以上かかります。 　（足踏みシーラー）「これは足踏みシーラーっていって、こうやって足で踏むと圧着してシーリング(密封)ができるっていう…」「5,6万円ぐらいかな」 そこで、渡辺さんの会社が、条件を満たす場所を、一般の人がレンタルで使えるようにしました。漬け物を保存するための貯蔵庫もあります。 施設は来月から町内の人が試しに使うことができます。そして来年の4月以降はレンタル契約を結ぶ個人や団体を募集するということです。