被害女性「どこまで私を愚弄するのか」 元大阪地検検事正の無罪方針転換にコメント全文
被害女性は初公判の後に記者会見し、「被害を受けてから約6年間ずっと苦しんできた。なぜもっと早く罪を認めてくれなかったのか」と、声を詰まらせながら被害実態を明かした。行為を受けた際の心情を「恐怖し、驚愕(きょうがく)し、絶望して凍り付いた」と述べて同意を強く否定。「身も心もぼろぼろにされ、家族との平穏な生活も仕事も全て壊された」と訴えていた。
冒頭陳述や女性の説明によると、女性が暴行をやめるよう伝えたのに、被告は「これでお前も俺の女だ」と行為を続けたとされる。事件後に被告は女性に「大スキャンダルとして組織は強烈な批判を受ける。私の命にかえてやめていただきたい。大阪地検のため」などと記した書面を出し、口止めしたという。