紅白 星野源の曲目を変更 「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」へ 曲目発表後の反響を受けて
NHKは26日、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に出場する歌手、星野源(43)が歌唱する曲目を変更すると発表した。各アーティストの歌唱する曲は23日に発表されており、星野は自身が出演した映画「地獄でなぜ悪い」の同名の主題歌を歌うとされていたが、今回デビューアルバム曲の「ばらばら」に変更されるとした。 【表でみる】第75回NHK紅白歌合戦の曲目 楽曲「地獄でなぜ悪い」は同映画の監督を務めた園子温氏(63)からのオファーを受けて書き下ろされたもので、紅白での歌唱は、発表直後から園氏の過去の報道などから波紋を広げ、SNSなどでも広く話題になっていた。 NHKが26日に公式サイトの「第75回紅白歌合戦」の特設ページで発表した文は以下の通り。 ◇第75回NHK紅白歌合戦 星野源さんの曲目変更について 12月23日に行った「第75回NHK紅白歌合戦」の曲目発表以降、星野源さんが歌唱する「地獄でなぜ悪い」に関して、さまざまなご意見をいただいております。 私たち制作チームは、今回のテーマである「あなたへの歌」のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる「あなた」へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました。 なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。 しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている「ばらばら」に変更することを決定しました。 ぜひ、紅白制作チームならびに星野源さんが思いを込めたパフォーマンスにご期待ください。 第75回NHK紅白歌合戦